絶版本企画への批判に「いつまでもネチネチ叩くな」 SF作家「逆ギレnote」に波紋も...版元苦言で結局謝罪

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   早川書房が発行する雑誌「SFマガジン」に掲載予定だった、絶版となり入手困難となった本を想像で特集する企画が中止となった問題で、企画したSF作家の樋口恭介さんがnoteに公開した文章が波紋を呼んでいる。

   中止までの経緯やそれに伴う炎上への見解、一部の批判への反論を記したもので、これを受けて早川書房が「弊社の見解とは異なる」と発表。その後、樋口さんは「樋口が全面的に悪かった」として謝罪し、noteを取り下げた。

  • 樋口恭介さんのツイート
    樋口恭介さんのツイート
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「不可解な炎上を経験した」

   問題視されたのは、「読みたくても高騰していてなかなか読めない幻の絶版本を、読んだことのない人が、タイトルとあらすじと、それから読んだことのある人からのぼんやりとした噂話だけで想像しながら書いてみた特集」という企画だ。

   樋口さんが2021年12月2日、特集を予定していることをツイッターで告知したところ、絶版書籍の著者や読者から不快感が示された。こうした反応を受けて樋口さんは、編集部と相談し、企画を中止するとツイッター上で発表した。

   企画の中止はSFマガジンの編集者からも伝えられ、SNS上では一部から「面白そうだったのに残念」という声が寄せられた。一方で「作品に対する冒涜以外の何物でもない」、「出版に関わっている人達がやる企画ではない」などと批判する声も広がった。

   こうした反響を受け樋口さんは6日、「不可解な炎上を経験した」として、自身のnoteに私見を公開した。

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