法務省、有料イラストを無断使用? 作者の指摘受け掲載中止「事実関係を確認中」

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   法務省は2021年12月8日、ウェブページに掲載した著作物の使用方法に問題があった恐れがあるとして、公開を停止した。

   同ページをめぐっては、イラストが"無断使用"されているとして、SNSで物議をかもしていた。

  • 写真:西村尚己/アフロ
    写真:西村尚己/アフロ
  • 実際のページ(法務省ウェブサイトより)
    実際のページ(法務省ウェブサイトより)
  • 写真:西村尚己/アフロ
  • 実際のページ(法務省ウェブサイトより)

「ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」

   問題となったページでは、法務省民事局が離婚に関する情報をまとめている。親子を描いたイラスト2点が使われていたが、作成したイラストレーターが7日、使用方法をツイッターで疑問視すると大きな注目を集めた。

   イラストは、デジタル素材売買サイト「Adobe Stock(アドビストック)」などで販売されていたが、法務省が使用したイラストにはアドビ社のものとみられる透かし(ウォーターマーク)が確認できる。透かしは見本画像に入っており、購入すると透かしが消えたイラストをダウンロードできる。

   法務省民事局は8日、J-CASTニュースの取材に、前日に作成者から問い合わせがあり事態を把握したと明かす。ページの作成は外部の業者に発注していたといい、「どういう形で納品されたのかを含め調査中です」と答えた。調査結果の公表については「速やかに検討する」とした。

   8日午前までにページからはイラストが削除され、「本ページに掲載されていたイラストに関し、ご指摘がありました。現在、事実関係を確認中のため、いったん当該イラストの公開を停止しております。離婚に伴う子の養育等に関する情報につきましては、以下のページをご覧ください。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」と案内している。

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