博報堂広報「Z世代、落語は一般的なテーマと認識していた」
Z落語のnote投稿では、12月3日のツイート後に博報堂側から経緯説明や確認の連絡はなかったとして、「この件につきまして、現在知財関係の専門家に相談を行い、今後の対応を協議しております」と書いた。
今回のことについて、博報堂の広報室は7日、J-CASTニュースの取材にメールで回答し、事前に連絡しなかったことについて、「UoCの活動は興行的なものでもございませんし、Z世代、落語、というテーマ自体、広く一般的なテーマと認識しておりましたため、事前にご連絡等はしておりませんでした」と説明した。また、「Z寄席の企画段階では、ご指摘のインタビュー内容は把握しておりませんでした」とした。
10月上旬から具体的な企画内容の検討を始め、まず「日本の伝統文化・伝統芸能の未来について考えるセッション」を念頭に置き、伝統文化・芸能の代表として「落語」を採用することを決定したという。さらに詳細な企画立案、議論を重ねつつ、企画の骨子として、研究員が2020年1月に行ったUoCへの寄稿を元にした「演者と聴衆が一体となって落語で実験を行ってみる」などを設定したとしている。
Z落語側とはどんなやり取りをしているかについては、こう述べた。
「現段階では、Z落語の方から、直接のご連絡はございません。ただ、noteでの発信やSNSでのご発言は認識しておりますので、Z落語の方にイベントを実施したUoCの責任者よりご連絡させていただきました。今後直接お話させていただく機会をお願いしている、という状況です。Z落語の方にはご迷惑とご心配をおかけしたかと思いますので、まずは、直接お話させていただきたいと思っております」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)