就職活動中の学生に「<第1>大東亜以下⑨」などと書かれたメールが届いていた問題で、マイナビ(東京都千代田区)が首都圏在住の就活生1万6179人に同メールを配信していたことが分かった。同社が2021年12月7日、J-CASTニュースの取材に答えた。
メールをめぐっては、就活生の間で学歴差別ではないかと疑問の声が広がっていた。
「不要な誤解を与える様なメールをお送りして大変申し訳ございません」
マイナビが就活中の学生へ配信するメールに「学歴フィルター」を設けているのではないかと、就活生の間で疑問の声が広がっていた。発端は6日、マイナビ新卒紹介事務局から受信したというメールのタイトルが「<第1>大東亜以下⑨」だったと、就活中とみられる複数のツイッターユーザーが拡散したことだ。
内容は企業へのインターンシップを紹介するものだったが、「<第1>大東亜以下⑨」というタイトルの意味をめぐり、疑問の声が広がった。ツイッター上では私立大学群の「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)を指すものと受け止める声が広がり、「⑨」については「バカ」という意味を持つ隠語として受けとる声もあがっていた。
取材に応じたマイナビ広報部は、誤ったタイトルのメールを送信してしまったと説明する。学歴差別などを行う意図はないとして、「この度は不要な誤解を与える様なメールをお送りして大変申し訳ございません」と謝罪した。