売れ残りを軽減するための「苦肉の策」
ネットの反響を受けて6日、同社のツイッター担当は J-CASTニュースの取材に対して「反響が大きくとてもびっくりしています。自分の事ではないような不思議なきもちです(笑)」と驚きを表した。
写真に写っていたのは、千葉県の野田農場で作った「ミニ大根」。ヤオコー越谷蒲生店、草加原町店、八潮店や、ネットスーパー・クックパッドマートの「埼玉松伏たまこファーム」で販売している。
担当によるとミニ大根は11月末から出荷を開始したが、毎日売れ残りが多く戻ってくるような状況だったという。そのため、
「まだまだ畑にはたくさんの大根があり一本でも多く売りたいという思いから、苦肉の策ですが軽い気持ちで顔を書いてみました」
という。工夫を加えたことによって、完売には至らないものの以前よりは売れ残りが減ったとする。さらに担当は農家の苦労を、
「豊作の時は野菜がどんなに上手く作れても、売れ残り安売りしなくてはならなくなります。私自身就農してから経歴も浅いですが、農業で安定して収入を得ることの難しさを日々痛感しています」
と語る。ほかに取り組んでいる企業努力に関しては、店頭にPOPを掲示するといった販促や体験農業を行っているとし、「たくさんの人に来てもらえたら嬉しいです」と伝えていた。