絶版本の中身を勝手に空想 「作品への冒涜」SFマガジン企画に批判、編集部が中止決定

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個人アカウントの発言を見直し

   しかし12月2日、編集部で中止を決断した。

「当特集を予定していることを樋口氏が自身のツイッターアカウントで告知したところ、絶版書籍の著者や読者の方などから不快感が示されました。絶版の書籍が生まれている状況に対して、版元として配慮が足りなかったと判断し、企画の中止を塩澤個人のアカウントで発表、謝罪しました」

   今回の企画は、異常論文特集同様に関係者らのツイッターでのやり取りによって進められた。塩澤さんによれば、これらのアカウントは本人のもので間違いないが、早川書房やSFマガジン公認のものではなく、「良識の範囲内で個人としての運用が認められていた」という。今後は再発防止に努めていくとする。

「個人アカウントでの発言とはいえ、常に作家や読者の方々への配慮を怠らないよう、自らもふくめ社員教育を徹底、真摯な雑誌・書籍作りを心掛けていきます。あらためて作家や読者の方々にお詫びいたします。申し訳ありませんでした」
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