俳優の松山ケンイチさんが、2021年12月5日に放送されたドラマ「日本沈没-希望のひと-」(TBS系)第8話に出演し、とあるセリフが「アドリブではないか?」とささやかれている。
シリアスなシーンで突然発された「びっくらぽん」
作家・小松左京さんによる1973年刊行の小説「日本沈没」が原作。何度も映像化されてきた名作で、今作のドラマでは2023年の東京を舞台にアレンジしている。俳優の小栗旬さん演じる主人公の環境省官僚・天海啓示ほか、経済産業省官僚・常盤紘一役を松山ケンイチさん、新聞記者・椎名実梨役を杏さんが務め、「沈没」という未曽有の危機に立ち向かう姿が描かれる。
※以下、ネタバレを含みます。
日本沈没の情報が公にされ、株価は大暴落し、国民の不安感が一気に高まる。天海たちはアメリカや中国に対して移民交渉を開始するが、大苦戦する。そんななか、行きつけの居酒屋店員が「この街ごと、みんなでどっかの国に移動できたらいいのに」と本音を漏らすと、それを聞いた天海は移住先の外国に「ジャパンタウン」を建設することを思いつく。
それは、日本を代表する大企業の移転先に移民を振り分けて、企業を中心とした街をつくるというもの。この斬新な考えに、常盤は「ほんと、天海先生の発想にはびっくらぽんですよ」と舌を巻き、すぐさま中国と深い関係にある副総理大臣・里城弦(石橋蓮司さん)らに提案するのだった。
アドリブは「しれーっとやりますね」
視聴者からの反応を集めたのは、松山さん演じる常盤の「びっくらぽん」という意表をついたセリフ。回転寿司チェーン店「くら寿司」で食べ終えたあとの寿司皿を、席に据え付けられた回収口に投入すると遊べるようになるゲーム「ビッくらポン!」と同じ言葉を、「びっくり」の意味でサラリと使った。
実は同日放送された「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)で、松山さんは「シリアスなドラマですので、緩急あるものを作りたいと思って。どうせカットされるだろうなと思って...」とセリフにアドリブを多く入れていることを告白。「しれーっとやりますね」と話す松山さんは、「激おこぷんぷん丸」もアドリブだったと明かしている。
こうした理由から、今回の「びっくらぽん」に対しても、視聴者からは「ってことは今日のびっくらぽんもアドリブ濃厚そうだなww」「激おこぷんぷんまるアドリブってことは、びっくらぽんもアドリブでしょ」「松ケン様がセリフにアドリブ入れてると聞いて僕ちんなるほど納得 昨日の放送では『びっくらぽん』がそれだよね」などと予想する声があがっている。