マクドナルド「パーティーバス」が風前の灯火 誕生会にも使われた「平成レトロ」の行く末は

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マクドナルド担当者「だいぶ前より新規導入はされていない」

   91年には関西地区に進出。当時の報道によると、関西1号店となった京都市伏見区の「醍醐店」(現在は閉店)のパーティーバスは、イギリスからの輸入ではなく国内の工場で製造されたものだった。東京都内の店舗には、カラオケボックスが設けられたバスもあったという。

   東京や京都、新潟などの店舗に設置されていたパーティーバスだが、J-CASTニュースが11月26日に日本マクドナルドの広報担当者に取材すると「だいぶ前より新規導入はされていない」状況だという。バスが現存する店舗については「すべてを把握できていない」としつつ、今回訪れた青梅街道新町店と、京都・舞鶴市の27号舞鶴店に残っているとした。

   担当者によると、27号舞鶴店のパーティーバスは、20年1月まで客席・パーティールームとして使われていた。しかし、新型コロナウイルスの影響を受け閉鎖。再開を待たずして、店舗は21年12月20日に閉店することになった。

   27号舞鶴店の閉店を受け、ツイッター上では「思い出のドナルドバスが...」「ドナルドバスはどうなるんやろ?」とバスの処遇に注目が集まっている。ただ、日本マクドナルドの担当者によると「今後のことはまだ決まっておりません」。

   マクドナルドに残された「平成レトロ」も風前の灯火だ。

(J-CASTニュース記者 佐藤庄之介)

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