「入会はウェブ、解約は電話のみ」WSJ日本版サブスクに読者不満 規制進む「ダークパターン」

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実際に解約を試みると

   記者は11月29日昼、実際に解約を試みてみた。

   電話をかけると自動音声が流れ、希望の応対言語、対象サービスを番号で選ぶよう指示された。すると呼び出し音が一度鳴り、すぐに音楽に切り替わった。約1分40秒続き、なぜか一方的に切れてしまった。

   ふたたび電話をすると、ダイヤル後に「ただいま、すべてのオペレーターは他のお客様の対応をしていますので、次のオペレーターが空くまでお待ちください」とアナウンスされ、1分後に「おそれいりますが、カスタマーサービスの担当とお話しになるまで、しばらくお待ちください」と同様の報告があった。

   さらに1分後、「ただいま、日本語カスタマーサービスへの電話が大変混み合っております。英語をご希望の場合は1を、留守番電話にご用件をお残しになる場合は2をダイヤルしてください。そのほかの場合は、カスタマーサービスの担当が電話に出るまでしばらくお待ちください」と伝えられ、日本語を希望していたため何も操作しなかった。

   続けざまに「ただいま、すべてのオペレーターは他のお客様の対応をしていますので、次のオペレーターが空くまでお待ちください」とガイダンスが流れ、呼び出し音に切り替わるとなぜか英語を話す担当者が出た。記者の英語力では解約は叶わなかった。

   3度目では、すぐに日本語を話す担当者が対応してくれた。最初にメンバーシップID(12桁)または注文番号(15桁)を伝えるよう指示されたがいずれも把握しておらず、ホームページで確認できるとの案内に従った。

   次に、氏名と解約理由を伝え、ようやく解約できた。オペレーターに解約がウェブ上でできない理由を尋ねると、「弊社のポリシーとしては、契約の手続きはすべて電話で行っております」(発言ママ)と答えた。具体的には「お客様の個人情報の確認となるため、確認のためには電話でのご連絡が必要になります」とした。

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