「シンクいっぱいのあんこで窒息死」 コナンのカオス演出、和菓子屋がガチ考察「火傷が心配です」

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老舗の考察「成人男性2人分以上」の重さ

   作中の「シンクに溜めたあんこ」の重量はどれほどになるのか。担当者に聞いたところ、成人男性2人分以上の重さになると推測した。

「アニメの中で被害に遭った成人男性の体格と比べてみてもかなり大型のシンクに見えましたので、幅を1メートル、奥行きを50センチ、深さを20センチのシンクだとして、10万立方センチメートルつまり100リットルの容量があるとしました。

あんこの比重は水1.0に対して1.47前後なので単純計算で100リットルの容量のシンクには147キログラム以上のあんこが詰まっていることになるかと思います」

   また「水回りの専門家では無いのですが、壊れそうで心配です」と述べつつ、あんこの比重は「こしあん」か「つぶあん」か、また水分量や小豆の種類などに応じて多少変化するとも補足した。

   続けて「かなり熱いと思う」と指摘した「あんこ」の温度に関しては、「水は100℃で沸騰しますが、実はあんこは100℃以上まで温度が上がります」とする。そのうえ粘度が高いため、非常に熱が冷めにくいと解説した。

「実際に私自身も仕事で慣れないうちは火傷することも珍しくありませんでしたし、職人さんの中には火傷の跡が残っている方もいらっしゃいます」

   投稿の反響は大きく、店にも良い影響があったという。担当者は次のように感謝を伝えていた。

「ツイートを見て来店された方や、通販で購入してくださった方までいました。アニメの中では凶器として使われたあんこですが、形はどうあれこうして弊社を知っていただける機会になったのは、和菓子屋として嬉しくあります。

弊社も凶器としてではなく、美味しい銘菓として、皆様に喜んでいただける羊羹づくりを心がけて行きたいと思います」
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