サッカーの元日本代表FW城彰二氏(46)が2021年11月27日に公開したユーチューブ動画で高校時代に出会った超高校級ストライカーについて語った。
サッカーの名門・鹿児島実業高出身の城氏は、3年時に高校サッカー選手権大会に出場しベスト4に入った。元日本代表MFの前園真聖氏は高校の2年先輩で、同級生には元Jリーグ横浜F・マリノスの遠藤彰弘氏や元横浜FCの横山博敏氏らがいる。
富山遠征で「すごいやつがいる」と...
高校時代から日本のトップ選手だった城氏が、衝撃を受けたという選手は当時、富山第一高に所属していた柳沢敦氏(44=元日本代表FW)だった。
城氏は「富山遠征で試合に行った時に『すごいやつがいる』と。それで見たら柳沢敦。すごかったよ。もうすごかった。背丈はそんなに大きくないんだけど抜群のバネとヒューっと飛び出す速さ。あとシュートのうまさ。高校時代の彼を見た瞬間にすごい選手になると思ってた」と興奮気味に振り返った。
柳沢氏は城氏の2学年下で、富山第一高時代には高校サッカー選手権大会に出場し、超高校級ストライカーとして注目を集めた。
高校卒業後はJリーグの鹿島アントラーズに入団。03年からイタリア・セリエAに活躍の場を映し、06年に古巣の鹿島に復帰。その後は京都サンガ、ベガルタ仙台と渡り歩き14年に現役を引退した。日本代表としてはワールドカップ(W杯)02年日韓大会、06年ドイツ大会に出場した。
城氏「キューピット俺だからね」
柳沢氏が鹿島でプロキャリアをスタートしたことに関して城氏は「彼は鹿島アントラーズに行って正解だったと思う」とし、「鹿島がすごくいいなと思うのは育成をちゃんとやる。契約も3年とかでちゃんとするわけ。1年とかじゃないしね。きちんと育てて一流にしましょうとするところだから選択肢が良かった」と理由を説明した。
プロ入り後、柳沢氏と一緒に食事をしてから親交が深まったという城氏は、現役時代のプライベートでのエピソードを披露した。
柳沢氏は03年にモデルの仕事をしていた小畑由香里さん(42)と結婚。城氏は2人がデートをする際に当時、横浜でレストラン&バーを経営していた店のVIPルームを用意するなどしたという。
「キューピッド俺だからね」と主張する城氏だが、2人の結婚を新聞報道で知り、結婚式にも招待されなかったという。
城氏は「俺は(デートの時)迎えにも行ったしさ、俺の店できっかけ作ったのに(結婚式に)呼んでくれないの」と不満をぶちまけつつ、「俺すぐぶっちゃけて言っちゃうから。結婚式で一言みたいなところで。それが嫌だったのかもしれないね」と、自身に要因を見出し納得した様子だった。なお、柳沢氏とは現在も良好な関係にあるという。