「迷惑系YouTuberへずまりゅう」誕生までの半生 「あれじゃないと売れなかった」

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   元迷惑系YouTuberのへずまりゅうさんが2021年11月28日、"青汁王子"こと実業家の三崎優太さんのYouTubeチャンネルで公開された動画に出演し、迷惑行為を働くようになった経緯を語った。

  • YouTubeチャンネル「三崎優太 青汁王子」の動画に出演したへずまりゅうさん
    YouTubeチャンネル「三崎優太 青汁王子」の動画に出演したへずまりゅうさん
  • YouTubeチャンネル「三崎優太 青汁王子」の動画に出演したへずまりゅうさん

もともとは警察官を目指していた

   今回の共演は、財布をなくしたへずまさんが、親交のある三崎さんを頼って、三崎さんが所有するマンションの一室に居候するようになったことがきっかけで実現した。

   「【炎上覚悟】居候のへずまりゅうに現在の生活と今後の展望について聞いてみた。」と題して公開された動画でへずまさんは、もともと正義感が強く学生時代は警察官を目指していたものの、「頭が悪く、上手く面接ができず、試験で落とされてしまった」と述懐した。

   その後、職を転々とし借金を重ねたというへずまさん。転機となったのは、たまたま視聴した音楽グループ「レペゼン地球」(現・Repezen Foxx)のYouTubeの動画だった。

   動画の中で同グループのリーダー・DJ社長さんが「借金はあるけど、俺たちは自分のことを信じて一生懸命やり抜いてきたからこそ、今がある」などと語っていたことに感動し、また、「元手0で始められる」との理由もあって、2019年1月19日にYouTubeを始めたという。なお当初は、男性3人、女性1人のグループYouTuberとして活動していたようだ。

「すごい狂人ぶってたけど実は小心者」

   へずまさんのYouTuberグループは様々な動画を投稿し、プレゼント企画を実施するなど精力的に活動していたものの、鳴かず飛ばず。そんな中、唯一再生数を稼いだのが、「駐車違反している車を110番する」「半グレがゴミを捨てた瞬間に喧嘩を売る」などの動画だったという。へずまさんはこの時に「過激な動画しか伸びない」という発想に至ったと明かした。

   さらに当時、海外の迷惑系YouTuberが一般人相手にカメラを持って突撃する動画を見たといい、「これって炎上できるんじゃないかなと。同じことをやっても意味がないって思ったから、有名YouTuberに突撃することによって数(再生数)が取れるんじゃないかと思ったんですよ」と説明した。

   "迷惑系"時代について、「あれじゃないと売れなかったんです。"原田将大"(本名)じゃ売れなかった」とへずまさん。「髪をワックスで立ててすごい狂人ぶってたんですけど、実は小心者の人間なんです」と述べ、「"へずまりゅう"で炎上はしたものの、それでも自分は昔アンチもいなかったですから、今アンチがいることって幸せだと思いますし、原田将大目線から言わせてもらうと一種のRPGの主人公みたいな感じ」「炎上してもそれほど気にならなかった」と回想した。

   そして、今後の人生については「昔から警察官とプラス、起業したいという夢もあったので、三崎さんみたいに会社を持って社長になって頑張っていきたいと思っています」と話し、「まずは配信とかでお金を稼いで、あとはUber Eatsとか。自分ができることから社会復帰をして、お金を貯めてそこまでいきたい」と、三崎さんに更生を誓っていた。

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