92年の6戦目以降はどうなったか
1992年の第6戦は神宮球場に戻ったヤクルトに対し西武が粘り9回表に7-7の同点に追いつき、10回裏に秦真司のサヨナラ本塁打でヤクルトが逆王手をかけた。第7戦は西武・石井丈裕とヤクルト・岡林洋一の両先発の投手戦で進み、延長10回表に秋山幸二の犠飛で1点を勝ち越すと、石井が裏を抑えて2-1で西武がシリーズを制した。
第7戦を継投せず10回を投げ抜いた石井と岡林はそれぞれシリーズMVPと敢闘賞に選ばれた。西武とヤクルトの戦いは7試合中4試合が延長戦、4試合が1点差で決着がつく接戦ぶりで、森・野村の両監督の采配も見どころで「史上最高」との評価も高い。
第6戦で逆王手を狙うオリックスはペナント・CSを通して16連勝中の絶対的エース山本由伸の先発が確実だが、ヤクルトが日本一を決めるか、オリックスが92年と同じく第7戦に持ち込むか、シリーズが進むにつれ野球ファンの注目は高まっている。
【J-CASTニュース編集部 大宮 高史】