パスワードを「子どもの誕生日」にするよう指定 神奈川県「子育て支援サイト」、誤解招き改修へ

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県「有効期限の判定をするために入力していただいていました」

   かながわ子育て応援パスポート事業を手掛ける次世代育成課の担当者は、パスワードを生年月日に指定した理由についてこう説明する。

「かながわ子育て応援パスポートはお子様がいらっしゃる家庭向けのサービスで、お子様の12歳の3月30日までがパスポート自体の有効期限となっております。有効期限の判定をするために入力していただいていました」

   この仕様によって不正アクセスを防ぐことができるのか、個人情報が流出する可能性はあるのかという問いには、仮に不正ログインができたとしても、登録したエリアの優待情報が出てくるだけだという。

「私どもが頂いている情報は、メールアドレスとお子様の生年月日だけです。例えばお名前や住所、電話番号は頂戴しておりませんし、銀行口座が紐づいているといったことは全くないです」

   担当者は、生年月日の登録をパスワードに使用したことについて、誤解を招く表現だったと振り返る。25日には委託事業者と話し合い、改修を行うことを決定した。

   有効期限の確認のため生年月日の入力は引き続き求めていくが、それとは別にパスワードを設ける。これから利用登録する際には生年月日とパスワードの設定が必要となる。既に登録している人は、新たにパスワードを設定するようメールで連絡するとした。

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