実業家の堀江貴文さんが、自身のYouTubeチャンネルで公開した動画で、宮迫博之さんがプロデュース・経営を手掛ける高級焼肉店「牛宮城」に厳しい意見を述べた。
「なんで最初に相談してくれなかったんだろう」
「牛宮城」は本来10月にオープンする予定だったが、YouTubeの企画として行われた試食会で肉の品質などに問題があることが発覚。そのため、既に渋谷・センター街に店舗を構えているにもかかわらず、開業が無期限延期状態になった。
こうした騒動もあって、当初は共同経営者だったYouTuberのヒカルさんが事業から撤退し、現在は宮迫さんと彼のYouTubeを運営するスタッフたちがオープンを目指して奔走している。
堀江さんは今回、「宮迫さんの焼肉店について言いたいことがある」と題して動画を公開。ブランド和牛を取り扱う会員制レストラン「WAGYUMAFIA」を経営する立場から、何度か共演歴のある宮迫さんに対して「なんで最初に相談してくれなかったんだろう」と残念がり、その現状に「正直、ヤバいです」と警鐘を鳴らした。
はじめに堀江さんが問題視したのは立地。六本木や銀座のようないわゆる"大人の街"と異なり、渋谷は若者が多い街であるため「客単価が上げられない」と指摘。そのうえで
「(高級焼き肉を食べるような)お金を持っている人が、わざわざ渋谷のセンター街に行って高級焼き肉を食べるかといったら、なかなか難しい」
と予測した。
新たなパートナーにも疑念「ちょっと心配」
また、堀江さんは、中国における牛肉需要の増加、牛の飼育に必要な穀物の価格が値上がりしていることなどを理由に、「牛肉に関していうと(価格が)上がらざるを得ない」と分析。さらに、ブランド牛は良質な牧場と契約することが大事だと説き、
「信頼できる仕入れ先から安定供給をして、それなりの値段で売るってことをやらないと。これから値上がりする牛肉、安売りしてたら絶対商売が成立しなくなります。絶対値上げをせざるを得なくなる」
と語った。
なお、宮迫さんは11月18日に投稿した動画で、牛肉に精通した新たな協力者を紹介。一部メディアでその素性が予想されているこの協力者について、堀江さんは
「正直、経営規模的にそこの会社さんは上場してないみたいだし、経営の内情って業態、店舗数とか見るとなんとなくわかるんで」
と懐疑的な見解を示し、「これが本当にガッツリ組むって話になると屋台骨を揺るがしかねない状況になるんじゃないかなと思って。他人事ながらちょっと心配しております」と表情を曇らせた。
そして、堀江さんは「傷が深くならないうちに考え直したほうがいいんじゃないかなって」と説き、「知らない仲ではないので。これが大打撃を受けて大変なことになったなんていうと寝覚めが悪いというか。僕はその辺をすごく懸念をしております」「ちょっと考え直したほうがいいんじゃないかなと勝手に思っております」と宮迫さんに忠告していた。