被害者から注意を受け、「カッとなった」と供述
JR東日本大宮支社の広報室にJ-CASTニュースが11月24日に聞いたところでは、23日は、鉄道ファンに人気がある国鉄時代の電気機関車EF65形が貨物列車をけん引して走った。ツイッター上ではこの日、武蔵野線を走るEF65形の写真がいくつも投稿されている。
埼玉県警の浦和東署は24日、取材に対し、トラブルが起きたのは、東浦和駅東側の水田の間にある野原で、電車を撮るのにカメラアングルがいいとされるスポットだったとした。
同署によると、加害者は、30代の男性で、23日午前9時30分ごろ、場所取りをめぐってトラブルになり、男性がカメラの三脚を手で払ったところ、被害者の男性に向かって倒れた。被害者は、額の右側を切って軽いケガをした。
加害者は、同署で取り調べを受け、被害者から注意を受け、「カッとなった」と供述した。被害者に三脚を当てようと思ったわけではないとも言っているという。被害者も、鉄道ファン同士だとして処罰感情はなく、傷害などの被害届は出ていない。
同署では、事件としての立件は見送ったが、加害者に対して厳重注意したとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)