プロ野球日ハムの元選手で野球解説者の森本稀哲氏(40)が2021年11月22日放送のラジオ番組「ひちょりのWA!!」(STVラジオ)に出演し、日ハムを自由契約となる西川遥輝外野手(29)、大田泰示外野手(31)、秋吉亮投手(32)について自身の見解を述べた。
森本氏「選手が移籍しやすいような環境を作っています」
日ハムは11月16日、海外フリーエージェント(FA)資格を取得している西川、国内FA資格を取得している大田、秋吉に対して22年度の契約を提示せず、野球協約第66条の保留手続きを行わないことを発表した。
森本氏は3選手に対して球団がとった措置について「球団は厳しい判断というか評価をしましたね」と評し、「選手はFAとかの権利を使うよりも条件なしで移籍をするということの可能性が広がるので選手が移籍しやすくなるのは確実です」と指摘した。
その理由として「FAになると西川、大田両選手は特に補償が付いてきてしまうので他球団は手を挙げれない状況になってしまう。なのでファイターズとしては確かに厳しい条件を突きつけたんですけども、それだけ選手が移籍しやすいような環境を作っています」と説明した。
この3選手の今後に関して稲葉篤紀GM(49)は球団公式サイトを通じて「ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」などとコメントしており、他球団の移籍とともにチーム残留の可能性も残されている。
森本氏「どこかで野球ができる可能性はものすごく高い」
球団が保有権を放棄し選手が自由契約となることで移籍のハードルが下がったとする見方があるなか、番組司会者から「条件が低く設定されていたら西川、大田は魅力的な選手ですよね」と振られた森本氏は「ラッキーです。本当にラッキー」と繰り返し、両選手の今後について言及した。
「選手としては確かにファイターズの条件として厳しめだったかもしれないけど、どこかで野球ができる可能性はものすごく高いので、それを(球団と)話し合ったんだと思います」
さらに「日本シリーズが終わって1週間以内でFAだのなんだのが始まるので日本シリーズが終わってからですね。たぶんすぐにポンポンと決まるんじゃないですかね」と移籍時期を予測し、「ファイターズは思い切りよくやりましたよね。監督も代わって新たにやるぞという覚悟を感じました」との感想を述べた。
監督就任以来、世間の注目を浴びている「ビッグボス」新庄剛志監督(49)は、SNSを通じて来季は選手全員を1度は1軍のグラウンドに立たせることを公約するなどチームの生まれ変わりに大きな期待が寄せられている。
【ファーム】
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) August 4, 2021
2試合連発!
北海道日本ハム(@FightersPR)・大田選手の逆転3ランホームラン!#大田泰示 #lovefighters
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