あの手、この手で子育て世帯を応援する鉄道各社
小田急だけでなく、他社もあの手、この手で子育て世帯を応援している。
たとえば近鉄は、子ども向けのプログラミング教室「ロボ団」を運営する「夢見る株式会社」(大阪市)と協力関係にある。近鉄の駅近くに「ロボ団」を設置するだけでなく、同社の教育プログラムに鉄道システムを盛り込む取り組みを行っている。
沿線に住む子どもたちがプログラミングを通じて近鉄電車を好きになってもらうことはもちろん、近鉄沿線を子育て世帯に選ばれる高レベルな文教地区に育てるという意図もある。
また阪神では「HANSHIN女性応援プロジェクト」を立ち上げている。その一環として沿線にある武庫川女子大学と協力し、学生が公園や子育て支援施設などを紹介する情報誌を制作している。
阪急阪神ホールディングスグループでも小学生向けの体験学習プログラム「阪急阪神ゆめ・まちチャレンジ隊」を実施している。筆者はかつて阪神の駅や車庫で行われたプログラムを取材したが、なかなか本格的であり驚いた記憶がある。
(フリーライター 新田浩之)