ゲレーロJrは3冠達成していれば...
チスホルム記者は記事の中で「私は大谷を1位にしたBBWAAのメンバーの1人でしたが、数字をよく見てみるとそれほど難しい決断ではありませんでした」と明かし、投打にわたる活躍を見せた大谷がゲレーロJrを上回ったとした。
大谷は今季、投手として23試合に先発して9勝2敗、防御率は3.18だった。打者としてはシーズン最後まで本塁打王争いを演じ、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁をマークした。
記事では大谷の投手としての成績をブルージェイズのホープ、アレク・マノア投手(23)と比較して分析。マノア投手は今季、大谷と同じく9勝2敗の成績を残しているが、イニング数、防御率、9イニングあたりの奪三振数いずれも大谷が優れているとした。
また、打者としての成績をMVP投票で3位だったマーカス・セミエン(ブルージェイズ)と比較。大谷はセミエンよりも打率(大谷.257、セミエン.265)、打点(大谷100、セミエン102)で下回ったが、本塁打で1本上回り、OPS(大谷.965、セミエン.873)でも高い数字を記録し、より多くの盗塁(大谷26、セミエン15)をマークしたと指摘した。
MVP投票で2位となったゲレーロJrに関しては、3冠を達成していればより多くの支持を得る可能性があったが、9月に入ってから調子を下げたため打率、打点の2つのタイトルを逃したと説明した。