「『僕らが二番手』くらいの気持ちで...」
広報担当者は「豚まんも別物ですし、運営会社、運営ブランドも全くの別物。そもそも許可をいただく、というような経緯は必要ないという見解です」と、出店時に551蓬莱側に連絡しなかった経緯を説明する。
関西の豚まん文化を東京でも根付かせたい――。そんな思いで、5~6年前から「羅家 東京豚饅」の出店構想を重ねていた。恵比寿に出店したのは、同社が創業した「思い入れのある地」というのが一番の理由だ。
では、豚まん文化の「本家」である551蓬莱とは、どんな存在なのか。MERCER OFFICEの別の担当者は、こう話す。
「551蓬莱の豚まんは一番おいしい。リスペクトしています。『僕らが二番手』くらいの気持ちで、やらせていただいています」
ネット上では「なんてことだ...大阪の至宝が...」「関西にとったら国宝クラスの流出劇では?」とまで言われた、豚まん専門店の誕生。551蓬莱は、どんな思いで見ているのだろうか。
「物も見ていないですし、食べてもいないので、なんとも申し上げられないです。豚まんを作っているお店はたくさんありますので...」(蓬莱の広報担当者)