「551創業者の孫監修」「あの豚まんの味が東京で」 開店に驚きも...蓬莱「何も存じていない」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「551蓬莱さんのレシピは全くわからない」

   「あの豚まん」が、ついに東京でもありつけるのか――。J-CASTニュース編集部が11月16日、蓬莱の広報担当者に電話で取材すると、次のような答えが返ってきた。

「基本的には(出店について)何も存じ上げていなくて、私たちもネットニュースで知ったばかりです」

   「羅家 東京豚饅」の出店にあたって、運営会社から特段の連絡はなかったと話す。創業者の「孫」だという直也氏との関わりも「特にはない」とした。

   一体どうなっているのか。J-CASTニュースは11月18日、恵比寿にある「羅家 東京豚饅」のメディア向け内覧会を訪れた。

   JR恵比寿駅東口から徒歩2分、レトロ風の赤字看板が目を引く路面店。のれんをくぐると、ガラスの向こうで白衣姿の職人たちが「豚饅」を作っている。冷蔵庫には「台湾ビール」も置いてあり、どこか異国情緒を感じる雰囲気だ。

   看板商品の「豚饅」は1個200円。拳一握りほどのサイズで、ほのかに甘い皮と、シンプルな味付けの餡が特徴だ。MERCER OFFICEの広報は取材に対し、都内の工場から皮を直送し、店舗で一つ一つ包んでいると説明。餡の具材は豚肉の3種の部位と玉ねぎのみだという。どの部位を使っているかについては「教えられない」とした。

   蓬莱の担当者によると、551蓬莱の豚まんは、創業以来変わらないレシピで作られているものだという。一方、12日に配信された東京豚饅のニュースリリースでは、551蓬莱の「創業者考案のレシピを再現した完全無添加の豚饅を提供します」としていた。実際に、その「レシピ」が手元にあるということなのだろうか。

「『創業者の味』というものを代表が知っているので、それを思い出しながら、再現しています。私どもは551蓬莱さんのレシピは全くわからない。(代表は)幼少期から創業者と一緒に住んできた中で、仕事のノウハウ、『食に対する学び』を得てきた。その中で馴染んできた『あの豚まんの味』を『創業者の味』として再現しています」(MERCER OFFICE広報担当者)
姉妹サイト