「カラオケの鉄人」(以下、カラ鉄)を運営する鉄人化計画(東京都目黒区)は2021年11月17日、コラボ企画でレシピと異なる「具なしラーメン」を提供していた問題について、社内調査の結果を発表した。
今回の事態を受けて、これまで行ってきた商材欠品時の代替品提供は「今後全面禁止」にするという。
「レシピと異なる商品を提供していた」
カラ鉄が提供したアニメとのコラボメニューをめぐっては7日、池袋東口店を利用したあるツイッターユーザーが被害を報告したことでネット上で物議を呼んでいた。
投稿者が注文したのはノベルティ付きの「Dr.STONE・千空の海苔付き醤油ラーメン」(税込1100円)だ。イメージ写真ではチャーシュー、海苔、ネギ、ほうれん草、メンマなどの具材が確認できる。
実際に提供されたのは、汁を吸ったような麺だけがどんぶりに盛られた「具なしラーメン」だった。
店員から事前説明はなく、投稿者が指摘すると「ラーメン売り切れたからコンビニで買ってきたの出してます」(原文ママ)と伝えられたという。投稿者は「これで千円って何なん?」などと不快感をにじませていた。
カラ鉄を運営する鉄人化計画は8日、対応の不備をツイッターで謝罪していた。
17日には公式サイトで、社内調査の結果を次のように報告した。
「コラボ商材の欠品により、お客様、及び版権元様の事前のご了承なくレシピと異なる商品を提供していた事実を確認いたしました。また、過去においても上長(店長※以下上長)の判断により、お客様にその旨をご理解いただいたのちに代替品を提供することがあった事実も確認いたしました」