日本ハムOBで野球解説者の岩本勉氏が、米エンゼルス・大谷翔平選手の凱旋会見での言動が賛否を呼んでいる件について、ツイッターで釈明した。
「Long time no see. How are you today?」
岩本氏は2021年11月15日の会見で、「岩本さんどうぞ」と質問を促されると、「はいどうも~!」と明るく返しマイクの元へ。
「大谷選手、よろしくお願いします。読売テレビ『ミヤネ屋』からやってきました。ならびにファイターズOBの岩本です」
と大谷選手に向かって挨拶をした。質問が始まるかと思いきや、
「会場の皆さん、世界でこれだけ活躍している大谷翔平選手が、華々しく日本に帰ってきてくれました。まずをもって大きな拍手をお願いします!」
と関係者に呼びかけ拍手を促した。
さらに、大谷選手には英語で「Long time no see. How are you today?(お久しぶりです。お元気ですか)」と問いかけた。大谷選手は少し困ったような表情を浮かべるも、微笑んで頷いた。
その後、岩本氏は大谷選手に「一番お世話になった人」や、「励みになった家族や友人の言葉」などを尋ねていた。
「重い空気を変えて笑顔で喋って欲しかっただけ」
質問とは関係のない岩本氏の自由な振る舞いをめぐっては、ネット上で「大谷選手の素の姿を垣間見られて嬉しい」とポジティブに受け止める声のほか、「フォーマルな会見での振る舞いとしてはふさわしくない」と批判する声も上がっていた。
こうした指摘を受け、岩本氏は15日深夜にツイッターを更新。
「まぁ皆んな色々ワシにコメントくれるけど賛否全てに感謝やわ^ - ^ それだけ翔平君は世界的に大注目の野球選手ってことでんな^ ^ ワシはあの会場の重い空気を変えて翔平さんが彼らしい笑顔で喋って欲しかっただけなんやで^_^」
として、拍手のパフォーマンスや英語での呼びかけは、大谷選手にリラックスして会見に臨んでほしいという気持ちの表れだったとした。
岩本氏は、続くツイートで
「ほんで普段照れ臭くて感謝の意を上手く伝えられなかったとしたらそれを述べる良い機会やと促したんやわ^ ^」
と述べた。このツイートは、岩本氏による「(慣れないアメリカでの生活で)一番お世話になった方は?」との質問に、大谷選手が
「お世話になったのは、やっぱり一平さんじゃないかと思いますね。常に一緒に仕事もしてますし」
と答えたやり取りを指しているとみられる。
「分からんのかお前」
岩本氏は、今回の会見での言動はあくまでも大谷選手への応援の気持ちが根底にあると強調しつつ、意見があれば直接リプライしてほしいとした。
「ま、取り越し苦労かいな^_^ いずれにせよ応援しとるってことよ。それでもまだなんかワシに良くも悪くも言いたいことがある人はナンボでも受け付けますわ~^_^ まいどおおきに~」
そのほか、岩本氏は寄せられた意見を引用しつつ、
「あんなにTPOを考えて発言したのに色んな受け取り方がありまんねんなぁ」
「ワシに普通は求めやんといて~」
とも語っている。また、岩本氏を「お前」呼ばわりするリプライには、「お前なんも分かってないなぁクソ」「分からんのかお前」など、似たような語調を使って返信していた。
お前なんも分かってないなぁクソ https://t.co/kEEYHdE5me
— 岩本 勉 (@gun18gun18) November 15, 2021
そう捉えたのはお前だけじゃ https://t.co/piaCXvdkm4
— 岩本 勉 (@gun18gun18) November 15, 2021