元雨上がり決死隊の宮迫博之さんが経営する焼肉店「牛宮城」をめぐる騒動で、同店のメニュー監修をした森田隼人氏が、「青汁王子」こと三崎優太さんのYouTubeチャンネルに出演し、一連の騒動について語った。
牛宮城をめぐっては、試食会で肉の品質などが問題視されたことなどで開業が延期に。そうした問題もあり、共同経営者だったYouTuberのヒカルさんも経営から離脱している。
「試食会は僕もYouTubeではじめて観て......」
森田氏が騒動について言及したのは、三崎さんのチャンネルで2021年11月13日に公開された「今話題の"牛宮城"について真相を直接本人に聞いてみた」の動画だ。
森田氏が対談で明かしたところによれば、試食会は森田氏が経営する「クロッサムモリタ」で2回、「牛宮城」で1回の計3回開かれており、1回目はすべて森田氏が監修したもので、宮迫さん・ヒカルさんともに納得のいく仕上がりだったという。
しかし、「クロッサムモリタ」での2度目の試食会に関しては、森田氏が監修していないメニューも提供されたという。
「実は半分は僕の手の入ってるお料理で、もう半分は前日、前々日ぐらいに宮迫さん陣営の方からこういう料理を出してくださいってことでお持ちいただいてたお料理があったんで、まぁそれをちょっと交互に入り組みながら、やったんですよ...」
2度目の試食会で提供したメニューは「ブラッシュアップの最中だった」として、60%ほどが森田氏の監修したものだったと振り返った。
森田氏は、肉質が問題となった「牛宮城」店舗で開かれた試食会にはノータッチだったという。そのため、動画でことの顛末を知り、コメント欄で森田氏に対し投げかけられた厳しい声に動揺したと明かした。
「本当全く何も、お伺いを...してなかった...ですね...。試食会は僕もYouTubeではじめて観て、そのコメントの中に『森田さんが監修してるのにまずいって...』『釈明してください!』って」
試食会は「全く知らされることもなく...」
森田氏自身は「牛宮城」のオープンを手伝いたいという気持ちから、メニューなどのアドバイスや契約には含まれていない「牛宮城」での試食会への参加の希望を伝えていたものの、実際には
「全く知らされることもなく...。で、結果的にはああいう状態になったということですね...」
と、連絡のないまま試食会の動画が公開されたとした。
三崎さんが「どうしてこうなったんだろう?っていう」と率直な疑問をぶつけると、森田氏は唸りつつ
「そうっすね...犯人探しはこれ結構難しいんですけど......。ヒカルさんが言ってらっしゃった『とある方』っていうのがおられるんですけど」
と語り出した。
「ヒカルさんの動画で観たのは、悪いとまでは言ってなかったと思うんですけど、(とある人が)原因なんだよみたいなニュアンスを僕、受け取ったんですけど。それが森田さんではないんですか?」
との質問には、「それは僕じゃないです」と森田氏はきっぱり否定した。
ヒカルさんは今回の騒動について語った動画の中で、試食の際に提供された肉の質が悪かった原因について宮迫さんと「めちゃくちゃ関係の深かった人」の問題を示唆していた。
ヒカルさんも宮迫さんもこの人物の名前を明かしていないことから、この人物が「森田氏ではないか」とする指摘が相次いでいた。
協力申し出るも断られる「タイミングじゃない」
森田氏は、肉の管理や料理の提供を行っていたこの人物の影響で、当初考えていたようなメニュー提供ができなかったとした。そのうえで、自身の経験を振り返りながら、その人物について次のように語っている。
「飲食はやっていらした...方ではありましたね。多分今回のはちょっと...焼肉ってまた特別なんですよ」
「飲食やってても舐めたらダメ。(焼肉店は)ものすごく難しいんですよ」
さらに、森田氏側からは宮迫さん・ヒカルさん側にオープンに際してのアドバイスを何度も行っていたが、断られてしまいタイミングがないままになったとした。
「僕らからは何回もアプローチしてたんですよ。こんなんじゃ多分オープンに間に合わないので、もっともっと言ってくださいって言ってたんですけど、『ちょっと今そのタイミングじゃないから待ってくれ』と」
森田氏自身は宮迫さん・ヒカルさんに対して悪い印象はないようで、
「本当に応援している...。なので何回も言ったんですけど、その方の返答はずっとなっかったんです」
と、残念そうに語った。
森田氏は今回の件に関し、「辛いこともあって今に至るんですけども」としつついい経験だったと振り返り、
「『またこういう手伝いしてくれへん?』って言われたら、もう惜しみなくやりたいですね」
と、オープンに向け協力を惜しまない姿勢を明かした。