2021年11月14日に放送されたドラマ「日本沈没-希望のひと-」(TBS系)第5話に、元プロボクサーでタレントのガッツ石松さん(72)が出演し、存在感ある演技が話題になっている。
家族が乗るバスがトンネル崩落事故に巻き込まれる
作家・小松左京さんによる1973年刊行の小説「日本沈没」が原作。何度も映像化されてきた名作で、今作のドラマでは2023年の東京を舞台にアレンジしている。俳優の小栗旬さん演じる主人公の環境省官僚・天海啓示ほか、経済産業省官僚・常盤紘一役を俳優の松山ケンイチさん、新聞記者・椎名実梨役を杏さんが務め、「沈没」という未曽有の危機に立ち向かう姿が描かれる。
※以下、ネタバレを含みます。
関東沿岸部の沈没に巻き込まれてしまった天海と実梨。一命をとりとめた上、地震学者で「関東沈没」を唱えた田所雄介博士(香川照之さん)から第2波の心配はないと明言され、安心したのも束の間、天海の元妻・香織(比嘉愛未さん)と娘・茜(宝辺花帆美さん)、さらに実梨の母・和子(宮崎美子さん)らが乗った避難バスがトンネルの崩落事故に巻き込まれたという情報が入る。
「自然体で漁師さんそのものって感じだった!」
天海と実梨はすぐさま崩落現場に向かおうとするが、交通網は絶たれた状態。陸路を諦め、船で現場近くの港に向かおうとする。漁港を彷徨っていると、そこに現れたのがガッツさん演じる漁師。天海は漁師に「家族が松葉町のトンネル事故に巻き込まれたんです」と船を出してほしいとお願いするが、漁師は「うん、気持ちはわかるけど、断るよ。悪いな」と拒否する。
しかし、天海が「もうこのルートしか残っていないんです」と再び懇願する。漁師は悩んだ表情で「そこに行けば、家族がいるのか?」と聞く。天海は「います。必ずいます」と答えるが、返事のない漁師に実梨とともに「お願いします」と深く頭を下げる。すると漁師は、遠くを見つめながら「今日の海は荒れるかもしれんな」と船を出してくれることになるのだった。
その後、2人は現場に到着し、すでに避難していた家族と再会。視聴者からはガッツさんの演技に対し、「ガッツ石松さん役上手いなぁ? 自然体で漁師さんそのものって感じだった!」「ガッツ石松さん...! しばらく気づかなかった... なんでもないお芝居上手だね」「ガッツ石松さん久しぶりに見た。歳をとられて良い味を出している」「今回のキーマンは間違いなく、ガッツ石松だと思う! まさにファインプレー」「ガッツ石松が出るだけで味があるシーンになるのスゴいよね」などと反響があがっている。