進撃の巨人「マーレの腕章」グッズが販売中止 製作委が謝罪「人種差別の象徴として描かれたもの」

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   人気アニメ「『進撃の巨人』The Final Season」製作委員会は2021年11月15日、キャラクターの衣装を再現したグッズ「マーレの腕章」の受注・販売を中止すると発表した。

   「民族差別の象徴として描かれたものを安易に商品化し配慮を欠いた行為」だったとして謝罪している。

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「『悪魔』であるエルディア人と他人種を区別するために設けられた腕章」

   公式ツイッターアカウント上で14日、作中に登場する「マーレの腕章」を再現したグッズを受注販売すると告知した。

   グッズは、作中に登場する3種の腕章を再現したもので、セットで税込み5500円。業務用厨房用品などの卸商社エムテートリマツ(新潟県燕市)から期間限定で販売され、受注期間は11月15日から12月3日を予定していた。

   ただ、「マーレの腕章」は作中で、差別されている民族・エルディア人が着用を義務付けられている。公式サイト上ではこのように説明されている。

「『悪魔』であるエルディア人と他人種を区別するために設けられた腕章
腕章をつけずに外出した場合は罰則を受けることになる」

   そのためSNS上では、「進撃大好きなわたしもこれは引く」「絶対に商品化はしないでください」などと批判の声があがった。

「『進撃の巨人』製作委員会は、いかなる差別も認めるつもりはございません」

   製作委員会は15日、公式ツイッターで「11月14日に受注を開始した『マーレの腕章』につきまして」という謝罪文を発表した。

「当該商品は、作中に登場するキャラクターの衣装を再現した商品として制作いたしました。しかし、作中で人種差別、民族差別の象徴として描かれたものを安易に商品化したことは配慮を欠いた行為であったと認識しております。大変申し訳ございませんでした」

   そのうえで「『進撃の巨人』製作委員会は、いかなる差別も認めるつもりはございません」と表明し、問題となったグッズについては受注・販売を中止すると発表。「今後は同じことの無いよう、より一層気を引き締めて運営を行って参ります」と述べた。

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