2021年11月15日に日本記者クラブ(東京都千代田区)で会見を行った米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手。会見での記者による質問が「グダグダ」だったとして、批判が相次いでいる。
米アナリストは「質問がとても長い」と記者を酷評。ツイッターユーザーからも「質問がペラペラ過ぎる」「結婚とか彼女とかの質問をやめないかね」と厳しい声が寄せられた。
「何から答えていいかわからないですけど...」
今シーズンは投手として9勝2敗、防御率3・18、野手としてリーグ3位の46本塁打、100打点を記録した大谷選手。「二刀流」でのハイレベルな活躍を受け、ア・リーグのMVP受賞が有力視されている。帰国後初となった今回の会見は、大谷選手の歴史的なシーズンを振り返るものになると思われた。
しかし、会場での質疑応答が始まると「グダグダぶり」が露呈する。冒頭の質問は、大谷選手の過去の発言や故障歴に触れたのち、「どのような心境でプレーし、どのようなケアをして今季の大活躍につなげたのか」「気持ちが折れそうになったことはなかったか」「今だから語れる話があれば...」と問うものだったが、記者が話し始めてから質問が終わるまで、およそ1分30秒の時間を要した。
大谷選手は「まあちょっと質問が長かったので...何から答えていいかわからないですけど...」と苦笑しつつ、医者やトレーナーの支えもあり「不安はありましたけど焦りはなかったです」と答えた。
その後も、オンラインで取材予定だった記者の回線が繋がらず、質問が見送られるというアクシデントが発生。野球解説者・岩本勉氏が、会場にいる記者に対し大谷選手への「拍手」を呼びかけたシーンもあった。
また、古巣・北海道日本ハムファイターズや退任した恩師・栗山英樹監督に関する質問、引退した松坂大輔投手と「松坂世代」に関する質問、メジャー挑戦が濃厚の広島・鈴木誠也選手に関する質問など、今シーズンの活躍とは直接関係のない内容も。「日本に帰ってきたとき、何を食べたか」「家庭を持つタイミングは?」など、プライベート面での質問も多かった。