日本ハムファイターズの「ビッグボス」新庄剛志監督が「個性ある髪型 服装 発言大歓迎！！」「全身の身だしなみが出来ない選手は2軍行きだょ」とインスタグラムに投稿したことを受け、長髪がトレードマークの伊藤大海投手が2021年11月14日、ツイッターに癖毛にまつわる持論を投稿した。
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大リーグ時代の新庄剛志監督（写真：望月仁/アフロ）
「癖毛で悩む人の何かきっかけになればと思ってます」
新庄監督は14日、選手らの髪型や服装に関する方針をインスタグラムで明かした。
「個性ある髪型 服装 発言 大歓迎！！ただし 痛んだ髪 歯 汗臭さ ダサい服 みっともない体型 全ての身だしなみが出来ない選手は2軍行きだょ！！ 後 言葉使い 態度！！」
ふわふわと風になびく茶色の長髪がトレードマークの伊藤投手が「1年かけて伸ばしたので、ちょっと切るのが寂しい」と話したという日刊スポーツ記事に、自身の考えを書いたものだ。
14日付の同紙によると、この新庄監督の言葉を受け、伊藤投手はキャンプ中、報道陣の質問に「髪は真っすぐじゃないんで汚いと思われる方もいて...くせ毛なんで！」と語ったという。
こうした伊藤投手の発言に対し、癖毛をめぐる意見がツイッターに寄せられた。
「同じ髪の毛の長さでも、直毛は清潔感ある印象だけどくせ毛は汚く見えてしまう、ってことでしょ。それって差別的だよね。人権侵害的な学校校則の問題にも通じる話」という声を引用した伊藤投手は「代弁ありがとございます」と感謝。癖毛で悩んでいたことを明かし、現在は持って生まれた個性と受け止めているとした。
「小さい時から癖毛で、周りと違うため言われることは多かったです。ただ、今は親から授かった体の一部として嫌に思うことは全くありません。癖毛で悩む人の何かきっかけになればと思ってます。もちろん、しっかり手入れもします」
「言葉のナイフを沢山受けてますが、強く生きてます」
伊藤投手のツイートには、同じく髪質で悩む人からのコメントが多く寄せられている。
「自分も同じです！くせ毛、薄毛笑！小学生からいじられ、でも自分じゃ分からなくて、、何がおかしいのか、笑われてるのか、、、」との悩みには、伊藤投手も多くの心ない言葉を受けていることを明かした。
「結構しんどいですよね。髪の毛話題になり始めてから言葉のナイフを沢山受けてますが、強く生きてます」
伊藤投手の活躍で、癖毛への偏見がなくなるのではと期待するコメントも多いようだ。
「私も天パで子供の時は特にホントに苦労してたし、今も美容室代相当かけてます。同じ道産子、同じくせっ毛、大海くんが頑張ってるから私も頑張ります」
「伊藤さんが活躍されることで自分の髪型を好きになれる人がきっとたくさんいると思います！いつかくせ毛に対する偏見がなくなることを願っています。これからも応援しています」
「うちの次男も癖っ毛。小さな高校の野球部所属。坊主の規制がないので短髪ですが伸びてくると、帽子の後ろはフサフサ。そんな次男は伊藤投手カッケーなーと。高校球児の憧れですよ」