2021年11月7日深夜放送の櫻坂46の冠番組「そこ曲がったら、櫻坂?」(テレビ東京系)の企画は、メンバーの日常のクセや言動がテーマの「櫻坂46あるある発表会」だった。2週連続企画の1回目。後半の展開をめぐっては、姉妹グループ・乃木坂46の番組企画を思わせる内容となっていた。
ちょっとした言動をものまねで実演
「櫻坂46あるある発表会」では、メンバーの日頃のちょっと変わった言動を挙げ、周りのグループメンバーが「あるある」と共感できるかでポイントを競う。序盤はひな壇で互いの風変りな振る舞いやクセを指摘し合っていたが、後半になるとそれをスタジオでものまね形式で実演していく。
「ダンサーに質問する時の距離が近い守屋茜」(松田里奈さんによるものまね)
「食事の時に何かを振りかける守屋茜」(同:原田葵さん)
「収録前に楽屋で走り回っているテンションの高い松田里奈」(武元唯衣さん)
「関西弁の『知らんけど』を多用する田村保乃」(森田ひかるさん)
といったクセのある言動をデフォルメしてコントのように演じ、笑いや驚きも誘って盛り上がった。松田さんが守屋さんの仕草を変顔気味のものまねで演じポイントを稼いだ後で、その松田さんの楽屋でのドタバタぶりを武元さんに真似されるという関係性も笑いを誘った。
乃木坂の名物企画も意識した?
後半のメンバーによるものまねには姉妹グループに「前例」があった。「そこ曲がったら、櫻坂?」の前時間帯に放送している乃木坂46の冠番組「乃木坂工事中」(テレビ愛知・テレビ東京系)における「内輪ウケものまね大賞」だ。
乃木坂46メンバーの独特なクセをものまねで演じる企画で、第1回は2016年、以後3回にわたって放送される名物企画になった。この企画でも
「『今、話したい誰かがいる』のダンスがロボットのようになる生田絵梨花」(秋元真夏さんによる)
「緊張すると摩擦で煙が出そうなほど人差し指をいじっている白石麻衣」(和田まあやさん)
「『4番目の光』でソロパートの『光たちよ』が『ヒカリ太刀魚』に聞こえてしまう矢久保美緒」(賀喜遥香さん)
などのネタが披露されて覚えているファンも多く、和田さんや若月佑美さんといった「ものまね名人」も生み出した。
「あるある発表会」のものまねの演出はファンが見れば「乃木坂工事中」の「内輪ウケものまね大賞」を意識しているとわかるもので、さらにメンバーによるオーバーな演技でファンの笑いを誘っていた。11月14日深夜放送予定の第2回でもどんなネタが飛び出すか期待される。