「異色LCC」ZIPAIRが初の試み 「日本→北米」路線開設で示す「存在意義」

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「長く我々は厳しい時期を送ってきたが...」

   コロナ禍で国境を越えた往来は難しい状況が続き、国際線の旅客需要も厳しい状況だ。ただ、西田氏は

「長く我々は厳しい時期を送ってきたが、何とかここ数か月、お客様の需要は増加傾向にある」

とも指摘した。西田氏によると、10月の予約数は9月に比べて2.5倍に増えており、11月は10月のさらに2.5倍(9月と比べると約6倍)のペースで予約が入っている。就航先の水際対策の緩和が需要回復を後押ししているとみられる。米国でも新型コロナウイルスワクチンの接種を条件に外国人に対する入国が認められるようになったばかりだ。

   今後も西海岸の就航都市を増やしていきたい考えで、西田氏は

「カナダの西海岸から米国の西海岸まで。大きな都市、候補地はたくさんある。日系のお客様がどのくらいいるか、アジアのコミュニティーがどういった環境にあるかを調べながらやっていきたい」

としている。ラスベガスを例に挙げながら、「レジャー、ファミリーで行けるリゾート路線」も検討する考えだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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