プロ野球日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(49)が、2021年11月6日にユーチューブチャンネル「ひちょりズム」で公開された動画で、選手に向けて「本当に教えたい」ことを明かした。
動画では、日ハム時代の後輩で野球解説者の森本稀哲氏(40)と対談し、自身の現役時代、引退後の経験を踏まえ独自の視点からプロ野球選手としての心構えを説いた。
新庄監督「俺は練習してきた。タイガース時代からしてきた」
新庄監督は現役時代、阪神を皮切りに大リーグのニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、日ハムで活躍。06年に引退してからはタレントに転身し、一時はモトクロス競技のプロレーサーを目指すなど多岐にわたって話題を提供した。
今季リーグ5位に沈んだチームの再建を求められる新庄監督は、選手に伝えたいことについて、
「ユニフォームを脱がされてお金稼ぐのはものすごく大変なんだよということを教えていきたい。今、野球の才能を親からもらってユニフォーム着ている間にきついかもしれんけど、今活躍してお金を貯めておきなさいという大事さを本当に教えたい」
と明かした。
さらに「ユニフォームを着てプレー出来ている幸せというのを今の間に分かってほしいし、俺は練習してきた。タイガース時代からしてきた人間だから」とプロ選手として野球に取り組む姿勢について言及し、選手らに心のこもったメッセージを送った。
新庄監督「今苦労してユニフォームを着てもらいたい」
「あの練習がなかったら(現役の)17年間で、12、3年レギュラーとしてやれてないと思うんだよね。本当に今苦労してユニフォームを着てもらいたいし、ひとりでも多くのプロ野球選手が笑顔になってほしいなと、本当に心の底から思うから」
また、新庄監督は来季のファンサービス構想を披露。大リーグ時代に米国で触れた各種スポーツイベントを手本とし、ファンサービスに努めることを明かした。
「試合終わった後にファンのみんなにグランドの感触を味わらせたいし、試合前にシンガーを呼んで歌わせたい。アメリカのスポーツはアイスホッケーでもアメフトでも野球でもすごい。あれはイベントの力」
新庄監督は現在、沖縄・国頭村で行われている秋季キャンプを視察しており、精力的に選手らに声掛けしている。