元プロ野球選手で野球解説者の岩本勉氏(50)が2021年11月7日放送のラジオ番組「ガンちゃんの『世界一面白いプロ野球の番組』」(HBCラジオ)に出演し、日ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(49)の指導力について言及した。
新庄監督「ヌニエス。彼は打つよ。持ってるよ」
番組では日ハムが11月5日に大リーグの前ミルウォーキー・ブルワーズ所属のレナート・ヌニエス内野手(27)と契約合意に達したことを伝え、ヌニエスに対する新庄監督のコメントを紹介した。
新庄監督は球団公式サイトを通じて「ヌニエス。彼は打つよ。持ってるよ。ビデオ観たけど、スイングスピードはちょっと遅く見える。でも、これは逆に日本の野球にフィットする可能性が高いね」と指摘し、その理由について次のように説明した。
「なぜかというと、それがボールをバットにうまく乗せて打つことができる技術を持っている証拠だから。軸足に体重をしっかり乗せて、体が前に突っ込まないフォームなのよ。右方向に打球が飛んでいなそうだけど、引っ張ることに関しては一流だね」
岩本氏は「スイングスピードが速く見えないけどバットに乗った時によく飛ぶというのは新庄さんもそんなタイプだった。(バットに)乗ってから運ぶのが強かったから」と、ヌニエスのバッティングスタイルが新庄監督に似ていると指摘した。
岩本氏「ありがとうとがっちり握手した」
さらに「(新庄監督は)野球詳しいねんって」とした上で「指導上手やで絶対に。時にはやってみせることもあるでしょう、形だけはね。パワーはちょっと落ちてるんで。長嶋(茂雄)監督のような指導されると思うよ。長嶋監督のその後の会話は誰も捉えてないやん。選手たちには擬音と共に感覚、そして言葉をちゃんと付け加えてると思うよ。パッとやってシャッとしなさいなんてあるわけないやん」と期待した。
また、11月4日に行われた監督就任会見の舞台裏エピソードとして、会見後に新庄監督と互いに激励し合ったことを明かした。
就任会見にメディアとして出席し、新庄監督にいくつかの質問をぶつけた岩本氏は「(質問の)最後に(新庄監督が)今後とも宜しくお願いしますって言ってくれたやん。あれはガンちゃん、今回は一緒にユニフォームを着る機会が作れなかったけれども、そっちで俺たち強くするから広める、それを頼むよって俺は受け取っている。お互いが持ち場を分かれたということ」との見解を示した。
そして会見後、エレベーターに乗る前に新庄監督と会い「ありがとうとがっちり握手した。お互いがありがとうやねん。これからもよろしくって。球団の人も見てはった。何か意味を感じてくれたと思う」としみじみ語った。
ブルペン視察から声掛け⚾
— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) November 9, 2021
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