2021年11月4日に監督就任会見を行い、8日には沖縄での秋季キャンプを視察したプロ野球・北海道日本ハムファイターズの「BIGBOSS」こと新庄剛志氏(49)。就任会見翌日となる11月5日放送の情報番組「今日ドキッ!」(HBC北海道放送)にVTRでインタビュー出演していたが、語った内容からは、独自のスター育成術が垣間見えるようだ。
選手の名前は「わざと覚えてない」
キャスターのグッチーこと関口直紀氏から日本ハムで「スターになりそうな選手」を聞かれた新庄監督だが、
「僕ね、名前と顔を覚えてないんですよ。わざと覚えてないんです」
と答える。「プレーで『わぁこいついいな』と思っても名前・顔は覚えない」とも話し、「面白い選手は今のところ5人いますね」というが、その名前は出さず「答え合わせはキャンプ中にやります」と秋季キャンプに期待をかけた。
選手の名前を覚えない、というのは新庄監督独特のポリシーのようだ。4日の会見でも「僕ね、選手の顔と名前を全く知らないんですよ。ただ1年間、勉強してプレーはしっかりインプットしています。だからキャンプに行って、顔と名前とプレーの答え合わせしていって、いいチームを作っていきます」と話している。
「まだキャラクターとか個性のある選手は見てない」
8日からの秋季キャンプでも「ユニホームを着ていないから名前がさっぱりわからん。マッキーかなんかで書いてもらわな」と報道陣を笑わせていた様子がスポーツ紙各紙などで報じられていた。
8日の「イチオシ!!」(HBC北海道放送)では、このやり取りを含め、同日報道陣の取材に応じた映像を放送。キャンプ初日の感想を聞かれた新庄監督は、「実際に選手のプレーを見て、まずはカラーから決めていく。この選手はパフォーマンスが最初なのか、実力が先で後からパフォーマンスなのか、などどんどんタレントを作っていこうかなって」としつつ「まだキャラクターとか個性のある選手は見てない」とも話している。
また「かっこいいチームにしたい。選手もコーチも僕も磨いていく。野球でかっこいいっていうのは顔がとかじゃなくてプレースタイルとか。なんか違う選手いるでしょ?見た目で」と話していた新庄監督。選手の抜擢はゼロベースから、というのは一貫しているようだ。