人気グループ「三代目J Soul Brothers」と京急電鉄のコラボで、羽田空港第3ターミナル駅が2021年11月8日から期間限定で「羽田空港第三代目JSBターミナル駅」に衣替えした。駅のホームの「接近メロディー」も三代目JSBの楽曲が流れている。
三代目JSBのデビュー10周年キャンペーンの一環で、「三代目」と「第3」の「3つながり」にもちなんだ。羽田空港で行われた記者発表会では、メンバー全7人が登場。長すぎる駅名にメンバーは苦笑いしながらも、接近メロディーの完成度には「おおー、駅っぽい」と感心しきりだった。
駅名看板はメンバーの顔写真入りに
キャンペーンは「BEST BROTHERS CAMPAIGN」と題して12月26日の終電まで行われる。駅に7か所ある駅名看板を、各メンバーの顔写真が入った看板に差し替えたほか、電車が近づくとホームで流れる「接近メロディー」も、三代目JSBの楽曲に。1番線(羽田空港第1・第2ターミナル方面)は「R.Y.U.S.E.I.」、2番線(品川・横浜方面)は「RAINBOW」が流れている。
岩田剛典(32)さんは、グループ名を冠した駅名が着いたことについて、苦笑いしながら「そうですね...。大胆ですね!」。「ド直球」で分かりやすいコラボを喜んだ。
「僕ら、『三代目J Soul Brothers』という名前だけでも、結構長いグループ名ですが、それが駅の名称になる。本当に自分たちとしても、アニバーサリーイヤーとして有り難いコラボで、すごく『ド直球』なコラボをさせていただいて、本当にうれしく思っています」
「接近メロディー」には「おおー、駅っぽい」
発表会では、駅で流れている「接近メロディー」も披露。メンバーからは「おおー、駅っぽい」といった声があがるなか、今市隆二さん(35)は
「再現、すごいですね。電車を待っている時に踊りたくなると感じました」
と太鼓判を押していた。
11月9日には、メンバーの声による構内放送も始まる。ELLY(エリー)さん(34)は、長い駅名の発音に苦労して「めちゃめちゃ噛んで、20回ぐらい録ってます」。さらに
「いい感じに録れたので、もう一回確認してみます」
とも話し、実際に駅で自分の声が流れる様子を見届けたい考えだ。
駅の装飾に加えてスタンプラリーも開催。スタンプは羽田空港や天空橋駅、京急百貨店とウィング上大岡の連絡通路など10か所に設置されている。全部集めると、トークイベントの招待券や全メンバーサイン入り色紙、記者発表会でメンバーがサインを入れた等身大パネルが当たるキャンペーンに応募できる。スタンプラリーの台紙と京急の1日乗車券をセットにして1万5000部売り出す。
外装や車内の広告を三代目JSB仕様にしたラッピング電車の運行も始まった。
羽田空港の「第3旅客ターミナルビル」は、20年3月まで「国際線旅客ターミナルビル」と呼ばれていた。ターミナルに合わせて、駅名も「羽田空港国際線ターミナル駅」から「羽田空港第3ターミナル駅」に変更されている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)