Uber EatsとWolt、配達員に「客への手紙禁止」通達...運営両社明かす 「ラブレター騒動」で物議

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   料理宅配サービスを運営する2社が配達員に対し、客へ手紙を送るのを控えるよう通知していたことが2021年11月5日、分かった。

   先月には、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の配達員が送った客への好意をつづった手紙がSNSで拡散し、物議をかもした。

  • 写真:西村尚己/アフロ
    写真:西村尚己/アフロ
  • 実際の手紙(読者提供)
    実際の手紙(読者提供)
  • 写真:西村尚己/アフロ
  • 実際の手紙(読者提供)

「気になったのでお声がけしますね!」

   宅配サービス「Wolt(ウォルト)」の運営会社は11月1日、配達員に「お客様や店舗スタッフに手紙を送ることや連絡先の交換をすることはお控えください」「置き配達の敷紙にも連絡先や個人情報などを残すことはお控えください」と書かれた文章をメールで送付した。

   通知の背景には、競合のウーバーイーツでの騒動があるとみられる。同サービスの配達員が女性客に「この前UBERの配達をして顔を合わせた程度だけど、気になったのでお声がけしますね!」「もしよかったら、一緒に食事に行ったりUBER通さずに配達もしますよw」などと記した手紙を送っていたことが、10月に発覚していた。(詳報:Uber Eats配達員の手紙がポストに...「気になったのでお声がけします」 女性が「恐怖体験」告白

   配達員への要請はウーバーイーツでのトラブルを受けてか。ウォルトの運営会社は5日、J-CASTニュースの取材に「他社に関してのコメントは控えさせていただきますが、フードデリバリー全体として、マナーアップやサービスの質の向上に取り組む必要があると考え、その一環として配達パートナーへのメッセージを配信いたしました」と答えた。

   同社では同様のトラブルはこれまでに確認しておらず、「配達パートナーに対してはニュースレターやウェブサイト等を活用して今後もマナーアップ等に関する情報発信を継続してまいります」としている。

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