女性向けPCゲームを展開するHolicWorks(東京都千代田区)は2021年11月4日、20年5月に発売した自社のPCゲーム「東京24区」と、22年1月に放送を予定している同名のTVアニメは無関係だと発表した。
TVアニメ「東京24区」の企画に携わるアニプレックス(東京都千代田区)は現在、タイトルの商標を出願しており、両作品のファンの間で動揺が広がっている。
アニプレックスは「東京24区」で商標出願
HolicWorks による「東京24区」は政界を舞台にしたボーイズラブ(BL)アドベンチャーゲーム。22年には「東京24区―祈―」というタイトルでNintendo Switch(ニンテンドー・スイッチ)への移植が予定されている。移植版のティザーサイトは21年7月に公開された。
アニプレックスは10月24日、オリジナルアニメ「東京24区」を制作すると発表した。同作のストーリー構成はニトロプラス(東京都千代田区)の下倉バイオさんが、アニメーション制作はCloverWorks(東京都杉並区)が手がける。同名のゲームとは別物だ。
アニプレックスの発表を受けて、SNS上のファンの間では動揺が広がっていた。
「東京24区ってなんか聞いたことあるような......?」
「東京24区ってタイトル大丈夫なんだろうか」
さらにアニプレックスは5月14日、「東京24区」を商標出願している。指定商品は第9類、第25類、第28類、第41類と多岐にわたり、家庭用テレビゲーム機も含まれている。
11月5日現在はまだ審査中であるものの、ゲーム「東京24区」のファンの間では移植版の発売を心配する声が広がっている。
「適宜企業として、制作者としてしっかりと対応していく所存です」
HolicWorksは11月4日、公式サイト上で「弊社東京24区につきまして重要なお知らせ」を発表した。
「2021年10月24日に同名のアニメ『東京24区』が発表されました。
弊社と当該のアニメに関しましては一切の関係がございません。
現状、この件に関しましては専門家のご指導を仰ぎながら適宜企業として、制作者として しっかりと対応していく所存です」
ユーザーや関係者たちには「多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪した。
公式ツイッター上では、「発売に向け変わらず作業中」であると明かし、ファンに対し「ぜひ楽しみにお待ちいただければと存じます!何卒よろしくお願いいたします~!」と呼びかけた。
【重要なお知らせ】
— HolicWorks公式 東京24区switch移植決定! (@holic_works) November 4, 2021
弊社東京24区につきまして重要なお知らせ
詳細はこちらをご確認くださいhttps://t.co/9VIpkJU0oJ pic.twitter.com/XvglEzEpED
オリジナルTVアニメ「東京24区」
— TVアニメ「東京24区」 (@tokyo24_project) October 24, 2021
2022年1月放送決定!
"24区(マチ)の未来は俺が選ぶ"
津田尚克×下倉バイオ(ニトロプラス)× CloverWorksが贈る完全新作のオリジナルTVアニメーションが誕生!
▼ティザーサイトhttps://t.co/bo3yzf4grI#東京24区 pic.twitter.com/AHQIQkrfSY