「今後はずーっと鎌田と一緒に暮らしていくこととなりました」
ツイッターで「動物愛護」というワードがトレンド入りするなど、一連のツイートが波紋を広げていた4日昼、鎌田氏はこんなツイートを投稿する。
「仙台メリーさんのこれからにつきまして、多くの方からご意見頂きました。また、『家でも一緒に暮らせますょ』とアドバイスも頂きました。本当に有難うございます。今後はずーっと鎌田と一緒に暮らしていくこととなりました」(原文ママ)
里親への譲渡予定から一転、仙台メリーを飼い続けるとしたのだ。鎌田氏はその後、「ご指摘の通り、見通しが甘かった点否めず反省をし、彼女とはこれからも一緒に暮らして参ります」と改めて飼育継続の意思を示した。
いったい何があったのか。J-CASTニュースは4日、鎌田氏に電話で話を聞いた。
鎌田氏によると、仙台メリーを飼い始めたのは8月末。衆院選立候補にあたって仙台市内で選挙事務所を借りる際、事務所の近くで草が生い茂っていた。このことを、宮城県栗原市の畜産農家に相談すると「ヤギに草を食べてもらえばいい」と助言され、農家が飼っていたヤギのうち1頭を譲り受けた。
選挙後の里親への譲渡は、ヤギを飼う前から考えていたことだったという。
「もしも選挙で当選し、東京との往復になると、ずっと責任をもって飼えないとお話ししました。畜産農家には、同じ栗原市内に住んでいる男性が『自分の敷地内の草を食べてくれるヤギが欲しい』と、相談に来ていました。その際に『もし鎌田さんが東京との往復になれば、自分が里親になる。鎌田さんが仙台に戻ってきたときは、一緒に会える環境にして、一緒に育てていきましょう』とお申し出いただきました」
「事務所に来る人たちが『当選したあとはメリーさんどうするの?』と心配して聞いてくださりました。『メリーさんは生きて、ミルクを出せるようになるまで、バトンリレーを準備していますので、大丈夫です』ということを、当初からマスコミのみなさんにはお話ししていました」