国民玉木代表、立憲に「政権担う矜持を持って」 共産との共闘批判、新代表に「現実路線」期待

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   国民民主党の玉木雄一郎代表は2021年11月5日の定例会見で、立憲民主党の枝野幸男代表の辞意表明を受けて年内にも行われる代表選について、「現実的な政策、現実的な枠組みをしっかりと回復できる代表になっていただきたいと期待している」と述べた。

   同時に玉木氏は、立憲が共産党との関係を深めたことで、野党第1党の政権交代への「本気度」に疑念を持つ結果になったとの見方を示してもいる。国民民主党としては独自路線を鮮明にする中で、野党共闘の枠組みについて改めて見直しを求めた形だ。

  • 定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党の配信動画から)
    定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党の配信動画から)
  • 定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党の配信動画から)

野党合同ヒアリングは「役所の皆さんを公の場でつるし上げるような印象」

   国民は、衆院選で公示前の8議席を上回る11議席を確保。11月4日に開いた役員会では、立憲、共産、社民と一緒に行ってきた国会対策の枠組みから離脱し、引き続き「野党合同ヒアリング」に参加しないことも決めた。玉木氏は次のように話し、野党合同ヒアリングの意義を疑問視した。

「最近はどちらかと言うと、役所の皆さんを公の場でつるし上げるような印象を持たれることもあったので、それよりもむしろ、聞くべき所はクローズドな場でしっかりと聞いて、引き出すものを引き出した方が、政策の実現や、政府のおかしな点を是正していくことに、より効果があるのではないか」
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