「人間性というものはなかなか変わらない」
新庄氏は「僕はちゃらんぽらんにしていますけど、そういう上下関係はタイガース時代から、小っちゃい頃から親の教育でしっかりしたものを持っていた。そういうもの(上下関係を守ること)を続けて皆さんに納得してもらって、こういう立場に立たせてもらった」と自身の経験を踏まえて語った。
また「プレーはね、実はみんなすごいうまいんですよ。あるきっかけをつかんでもらえれば、どっかーんといく期待はしている」とした一方で、「人間性というものはなかなか変わらないと思う」と持論を展開する。
「最初ひちょり(かつてチームメイトだった森本稀哲さん)は、バッティングコーチが『ひちょり、こうやって打てよ』と言ってて『はぁ?結局打ちゃーいいんでしょ』みたいな性格だったんですよ。これじゃだめだと。『おいひちょり、来い』と。プライベートから一緒に住んで、人間性を変えて生活をさせて。そうしたらレギュラーをとり、気がついたら1億円プレーヤーになって、今は素晴らしい大人になってると思うので。そういうところを変えていたらいいなと思います」
「人間性重視」の指導方針を掲げた新庄監督。会見を見たファンの間で浮上したのは、巨人・中田選手の名前だ。中田選手は長年日本ハムの主砲として活躍していたが、今年8月にチームメイトへの暴行問題で巨人へ無償トレードされた。移籍後は結果を残せず、打率.154、ホームラン3本という低調な成績でシーズンを終えている。
ツイッター上のファンからは「中田翔が居る時に就任してたら」「中田翔がまだいたらなぁ」「新庄監督の中田翔の扱いを見てみたかった」「新庄監督なら中田も使いこなせる気がする」などの声が聞かれている。