内々定47人中21人を「大量取り消し」 物議のIT企業BluAge謝罪「弊社側に問題」...個別対応表明

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新卒採用2年目「採用活動・運営における業務経験が浅く...」

   内々定取り消しの情報について、J-CASTニュースでは、その真偽を確かめようと、11月2日にBluAgeの広報部にメールなどで取材依頼した。同日中に同社から、内容を確認したうえで改めて連絡すると返信があり、4日朝になって、公式サイトでリリースを開示し、そのうえで改めて質問があれば回答すると再度返信があった。

   公式サイトでは、「弊社新卒採用手続に関するお詫びと対応について」と題して、佐々木CEO名で経緯の説明や謝罪を行った。

   それによると、新卒応募者の採用選考プロセスでは、複数回の個別面談などを経て、4月から9月までの間に順次、内々定を出し、計47人になった。そして、採用内定に向けて、最終の採用選考プロセスを9月に実施し、その最終評価に基づき、10月2日に26人を採用内定とした。

   一方で、このプロセスについて、次のように明かした。

「弊社は、内々定後も採用選考プロセスを継続している点や、最終の採用選考プロセスの評価によっては内々定を取り消す可能性がある点を十分にご説明しておりませんでした。この点については、内々定者の方々への配慮を大きく欠き、その結果、内々定者の方々へ多大なる混乱とご迷惑をお掛けするに至ったものであり、弊社側に問題があったものと真摯に反省しております。誠に申し訳ございませんでした」

   その原因については、こう分析した。

「新卒採用2年目の弊社に採用活動・運営における業務経験が浅く、『内々定』という社会通念への認識も不足しており、更には選考プロセスに関して就職活動を行う学生の皆様への必要十分な説明も欠いていたことが挙げられます。また経営陣においても、上記運用への統率が不十分であったという運営体制の不備があったものと考えております」

   内々定を取り消した21人対しては、「今後、最大限の誠意をもって個別にご対応させていただく為、既に弊社よりお詫びのご連絡を開始いたしております」としている。

   そして、次のように再発防止策に取り組むとした。

「弊社は、今回の事案の発生を重く受け止めており、弊社の採用活動そのものを見直し、今後、外部専門家として人事コンサルタント等の有識者のご意見も取り入れながら、採用選考プロセスの再構築を行います。また同時に、採用担当者等への再教育を徹底することにより、二度とこのような事態を招くことのないよう、全社を挙げて再発防止に取り組んでまいります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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