枝野代表辞意の立憲民主党、「後任選び」は難航必至? 知名度に課題、衆院選落選の幹部も

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

議席確保している代表代行・副代表の顔ぶれは...?

   考えられるのが、すでに執行役員会や常任幹事会といった意思決定機関に参加している幹部が代表選に立候補する可能性だ。立憲は3人の代表代行、5人の副代表を抱える。そのうち平野博文代表代行と辻元清美副代表は小選挙区で落選し、比例復活もできずに落選している。そのため、党を率いる可能性は事実上消えたと言っていい。

   残る代表代行は蓮舫氏、江田憲司氏。ただ、蓮舫氏は17年に、自らの「遠心力を働かせてしまった」として旧民進党の代表を辞任したという経緯がある。再チャレンジの可能性は不透明だ。

   議席を確保した副代表は玄葉光一郎氏、長妻昭氏、原口一博氏と、参院の森裕子氏。衆院の3人は民主党政権での大臣経験者で、森氏は野田内閣で文部科学副大臣を務めた。政調会長の泉健太氏、国対委員長の安住淳氏、組織委員長の大島敦氏も、執行役員会や常任幹事会の参加メンバーだ。特に泉氏は20年9月の代表選で枝野氏と代表の座を争った。

   いち早く出馬の意欲を示しているのが小川淳也氏だ。20年にドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が公開され、衆院選では香川1区で平井卓也・前デジタル担当相との激戦を制したことが話題になった。

   衆院選では小川氏以外にも、太栄志氏(神奈川13区)、吉田晴美氏(東京8区)らが自民重鎮との激戦を制して注目された。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

1 2
姉妹サイト