プロ野球ヤクルトの高津臣吾監督(52)がカープファンの心を鷲掴みにした。
セ・リーグ優勝のヤクルトは2021年11月1日にホーム神宮球場で広島と対戦し、今季レギュラーシーズンの全日程が終了した。試合後に優勝セレモニーが行われ、高津監督はファンに感謝の念を表し、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズへ向けての意気込みを語った。
高津監督「スワローズファンのみなさん優勝おめでとうございます」
監督就任2年目にしてリーグ優勝を果たした高津監督は「昨年、一昨年となかなかいいゲームが出来ずに悔しい思いをしましたが、今年はここ神宮球場でも素晴らしい戦いができ、傘の花が開き東京音頭で盛り上がっていただけたんじゃないかなと思っております」と今季を振り返った。
また、スピーチ中盤には01年リーグ優勝時に若松勉監督(74)がファンに向けたメッセージを引用し、「そして少し遅くなりましたがスワローズファンのみなさん優勝おめでとうございます」とヤクルトファンを祝福しスタンドを沸かせた。
高津監督は一方で、優勝セレモニーの模様をレフトスタンドから見守ったカープファンを気遣うことも忘れなかった。
ツイッターでは高津監督は「気遣いの男」
高津監督はレフトスタンドに視線を向けながら「遅くまで残っていたカープファンの皆さん、昨年も同じ対戦になりましたが、今年は我々がちょっと分が良かったですが、たくさん球場に足を運んでいただいて本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、来季に向けて熱いメッセージを送った。
「また来年お互いに真っ赤に燃えてバリいい戦いをやっていきましょう。よろしくお願いします。1年間ありがとうございました」
高津監督の心遣いにツイッターでは「ファンの気持ちを良く理解されてますね」「広島ファンにかける言葉うれしかったな」「人間力がすごすぎる」「気遣いの男」などの声が上がった。
また、この日は雄平外野手(37)の引退試合として行われ、高津監督はスピーチの中で「2015年の優勝を決めたシーン、一生忘れることないと思います」と、雄平が主力として活躍した15年のリーグ優勝を感慨深げに振り返った。
優勝が決まった瞬間のスワローズベンチ!#チームスワローズ #絶対大丈夫#swallows pic.twitter.com/8noU1ix2Sx
— 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) October 26, 2021