やはりコロナ関連のワードが強い?
講評にあたって、まず、清水氏は、流行語大賞とはそもそも何かについて、
「この賞の受賞語(トップテン)というのは、新登場した言葉であり&なおかつ共感を呼んで流行、流通した言葉、であるはずなのです」
と、賞の性質を説明。そのうえで、
「こういう本来の審査基準に照らして考えると、どうしてもコロナ関連のワードが並びます。『まん防』『時短営業』『ワクチンパスポート』『変異株』ですね。『デジタル庁』みたいに新しいだけではダメなんです。また、『新しい資本主義』なんて言っても中身がないのは見透かされてますから掛け声だけで終わりです」
と解説した。続けて、清水氏は文化・芸能の分野について、
「今年何が流行ったかなと考えると、『マリトッツォ』『うっせぇわ』『逃げ恥婚』『呪術廻戦』『イカゲーム』『マンホール聖戦』といったモノやコトが挙がります。ただ、流行語大賞は流行商品ランキングとは違うので、ここでは言葉の面から見て行きたいわけですが、そうなるといかにも今年の新語・流行語とするにふさわしいのが『うっせぇわ』だと思います」
と指摘した。