タレント起用せず...まるでNHK
テレビ朝日系「選挙ステーション2021」は、元NHKの大越健介さん、大下容子アナウンサーを中心とした陣容で、タレントは起用しなかった。「速さだけでなく『分析力』も備えた『開票速報』で他局を圧倒。選挙をどこよりも深く、力強く、読み解いていきます」と独自性をアピールしていた。
派手さを抑えたためか、関連ツイートが急増する時間帯はなかった。言及内容は、選挙の趨勢についてが多かった。
テレビ東京系「TXN衆院選SP 池上彰の総選挙ライブ」は、ジャーナリストの池上彰氏が出演し、「家族で楽しむ選挙特番!」「悪魔の辞典2021」「元祖!面白プロフィール」「恒例!池上バスツアー」と娯楽性を訴求した。
過去の放送では、池上氏の舌鋒鋭い質問が「池上無双」と呼ばれ人気を博したが、今回の放送ではツイート数は民放5局中3番目だった。
フジテレビ系「Live選挙サンデー」は、「"遠慮なし"の出演者VS与野党幹部!国民の疑問を生直撃」とTBSと同じようなコンセプトだった。辛口コメントで知られる宮根誠司アナ、元大阪府知事の橋下徹氏、社会学者の古市憲寿氏らが出演した。
番組名と一緒に頻繁につぶやかれた単語は「山本太郎」「維新」「打つ」など。山本太郎氏への中継では、冒頭から「橋下徹×山本太郎 初めての対決」と書かれたテロップが表示され、橋本氏がれいわ新選組の経済政策を猛批判した。
続けて、古市氏が新型コロナワクチンの接種状況を尋ねると、山本氏は「打っていない」と答え、理由を「それぞれに委ねられるべきです。一番にやらなければいけないのはワクチンの影響をしっかりと厚生労働省が表に出さなければいけない」と説明した。