元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂氏(55)が2021年10月29日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演し、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(27)の偉業を称賛した。
長嶋氏「メジャーリーガーにも認められて...」
大谷は21年10月28日(日本時間29日)、大リーグの選手間投票による年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と、ア・リーグ最優秀野手「アウトスタンディング・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の2部門で選出された。
今季、二刀流で大リーグを席巻した大谷はその活躍が認められ、26日に大リーグ機構からコミッショナー特別表彰を受けた。日本選手では05年のイチロー氏以来、16年ぶりの受賞となった。
この他には米専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手、米専門誌「ベースボール・ダイジェスト」の野手部門最優秀選手、老舗スポーツメディア「スポーティング・ニューズ」の年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選出され、今回の受賞で6冠達成となった。
番組では冒頭で大谷の快挙を特集し、司会の羽鳥慎一アナウンサーが「選手が選ぶのは価値がありますよね」と振ると、長嶋氏は「相当あると思いますね」と即答。そして「メジャーリーガーにもリスペクトされて、なおかつ認められたっていうのはすごく大きいことだなと思います」と率直な思いを述べた。
長嶋氏「チームが勝つことをずっと考えていた」
大谷は今季、投手として9勝を挙げ、打者では46本塁打、100打点の成績を残し26盗塁をマーク。チームはア・リーグ西地区4位に終わったが、投打に渡ってチームに大きく貢献した。
このような大谷の活躍に長嶋氏は「けっこう選手は、シーズンっていろんなこと考えずに結果出すことだけ考えているので、こうやって賞をもらうことによって自分が今年こういう軌跡を残してきたんだなっていう実感が初めて今の時点で出ているかなっていう気がします。特に大谷選手はチームが勝つことをずっと考えていた。自分がチームの犠牲になってでも」と解説した。
また、長嶋氏は「たまたま実績として残ってホームラン46本とか、2ケタはいきませんでしたけどピッチャーでは。自分がこれだけのことをやってきたということを噛みしめる時間も必要かなと。オフって短いですから」と多忙の大谷を気遣った。
The definition of "pitchers who rake."
— Los Angeles Angels (@Angels) October 5, 2021
Watch all 46 of Shohei Ohtani's home runs from the 2021 season in under two minutes. pic.twitter.com/T6cMNzKhp2