懐かしの駄菓子「フラワーヨ―グル」終売?SNSで拡散も... メーカーが否定、事業譲渡で販売継続

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   ヨーグルは終売しません――。ヨーグルト風味の駄菓子「フラワーヨーグル」が販売終了するとの情報が広まっていることを受け、メーカー側が2021年10月25日、J-CASTニュースの取材にうわさを否定した。

   来年2月に製造会社が廃業するものの、別の会社が事業譲受して販売を続けるという。

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  • フラワーヨーグル(Amazonより)
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「止めてしまうと世の中からほぼ消えてしまいます」

   フラワーヨーグルは、ダイケン製菓所(愛知県豊橋市)が製造するヨーグルト風の駄菓子。メーカー名にちなんで"ダイケンヨーグル"とも呼ばれ、サイダーやオレンジ、グレープスカッシュ味もある。

   終売のうわさが流れたのは2021年10月中旬だった。駄菓子屋関係者を名乗るツイッターユーザーが「悲報」だとして伝えると広く拡散し、惜しむ声が相次いだ。

   ダイケン製菓所は25日、J-CASTニュースの取材に、22年2月に廃業が決まっているものの、ヨ―グル事業は「神谷醸造食品」(愛知県豊田市)に譲渡したと明かした。

   神谷醸造食品の担当者も同日、その事実を認め、現在は引継ぎ中だとする。「終売にはせず、ダイケンヨ―グルのブランドを守りながら製造所が豊橋市から豊田市に変わります」。

   事業を譲り受けた理由は、次のように話す。

「ヨーグルはダイケン製菓所さんと大阪のサンヨー製菓さん(「モロッコヨーグル」を製造)の2社しか作られていないので、1社が止めてしまうと世の中からほぼ消えてしまいます。それはもったいないですし、ぜひ弊社でやらせて欲しいとなりました」
「私自身も子供のころから食べていた商品ですし、弊社は調味料とお菓子のメーカーなので、その中にヨ―グルを加えて事業拡大していくつもりです」

   同社名義での販売は22年3月からを予定する。お土産屋やデパ地下など自社の既存販路を活用したり、大人向けに訴求したりするなど市場開拓も視野に入れる。

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