日本ハムなどで活躍した元プロ野球選手の片岡篤史さんが、現役を引退した西武・松坂大輔投手のプロデビュー戦で喫した「伝説の三振」について言及した。
片岡さんは、松坂投手の引退試合の翌日にあたる2021年10月20日、自身の公式YouTubeチャンネルに「【松坂大輔引退??】片岡が改めて語る『松坂大輔の凄さとは』【プロ野球ニュース】」と題した動画を公開した。
155キロの直球を豪快に空振り
片岡さんは、1999年4月7日に東京ドームで行われた松坂投手のプロデビュー戦に、対戦相手の日ハムの3番バッターとしてスタメン出場。松坂投手が投じた155キロのストレートを豪快にフルスイングするも、空振り三振に切って取られた。
以降このシーンは、松坂投手のキャリアを語る上で欠かせないハイライト映像の一つとして、たびたびスポーツ番組やニュース番組などで流され続けている。
今回の動画で片岡さんは、YouTubeのスタッフから松坂投手についてコメントを求められると、「もう聞き飽きたやろ?」と苦笑いを浮かべた。
「やっぱり平成の怪物ですよ」
続けて片岡さんは「松坂がこうやって引退すると、またたくさん、俺の空振り(の映像)を流すと思うけど」と述べ、「三振してもう20年やからね。20年経ってもいまだにああやって三振のシーンを流していただける、残しといていただけるというのは、今となりゃ幸せだよな」としみじみと語った。
ルーキーイヤーの松坂投手について、片岡さんは「18歳であのボールを投げたわけやんか。それにびっくり」と言い、
「完成形というか。今年やったら、宮城(大弥)とか奥川(恭伸)とか佐々木朗希がいるけど、奥川をもう少し本格派にしたピッチャー」
「松坂の場合は重たいというか速いというイメージ」
と評した。そして、「やっぱり平成の怪物ですよ」と改めて松坂投手の功績を讃えていた。