2021年10月21日の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で放送された歌手・松田聖子さん(59)へのインタビューについて、司会の宮根誠司さん(58)に対するツッコミが視聴者から相次いでいる。
番組では「永遠&最高のアイドル 松田聖子デビュー41年 新たなる挑戦とは」と銘打ち、松田さんのセルフカバーアルバム「SEIKO MATSUDA 2021」を特集。1980年にデビューした松田さんの41年間を振り返ったが、松田さんの熱狂的ファンたる宮根さんが番組アシスタントの澤口実歩アナウンサー(26)に対して取った態度に対し、「古株マウント笑った」といった声がネット上に上がったのだ。
「我々の年代からすると『浅ぇよ!』って思うんですよね」
インタビューは、「ミヤネ屋」のスタジオと松田さんをリモートで繋ぐ形で事前収録されたもの。各シングルを振り返る中、「SWEET MEMORIES」が発売当初はB面だったという話題になると、それまで比較的冷静にインタビューを進めていた宮根さんの目の色が変わった。
宮根さんは「B面で、あまりにいい曲だからA面になったんですよね」と前のめりになって食いつき始め、その態度はファンらしさを隠さないものに。さらに、スタジオの澤口アナもまた熱狂的な松田聖子さんファンだったため、宮根さんに呼ばれて松田さんと対談を始めるや、「瑠璃色の地球」が最も好きな楽曲であることを明かすなど、ファンとしてのトークを展開したのだった。
そんな中、澤口アナのトークについて宮根アナは、
「『こういう若い方がファンだと大変うれしい』と(聖子さんは)おっしゃってましたが、我々の年代からすると『浅ぇよ!』って思うんですよね」
と、「古参ファン」としての印象を松田さんにぶつけた。松田さんは大きく笑うと両手で口を覆っていた。このシーンが流れる直前には「ここでついに、宮根の松田聖子愛が爆発する!」とのナレーションが入っていた。
「これ、B面だったんだよ」
さらに、澤口アナが件の「SWEET MEMORIES」の話を始めた際にも、宮根さんの抜け目のなさすぎるトークが光った。澤口アナが同曲の良さを力説し終わると、宮根さんはさりげなくもう一度「これ、B面だったんだよ」と、発売当時(1983年)のエピソードを差し挟んできた。これに対して澤口アナは、「ちょいちょい入れてくるのやめてもらっていいですか?」と笑顔で返しはしたものの、宮根さんからの不意打ちに驚いてしまった様子だった。
これらのやりとりが一段落するや、宮根さんは「ダメですか? 僕(の態度)は?」と質問。すると、松田さんは一瞬の間を置いたあと、笑顔で「若干」とだけ回答した。これに対してはスタジオ内が大きな笑いに包まれた。
VTRの最後はインタビューが終わった直後のスタジオを映したものだったが、澤口アナは人目をはばからず感動の涙。だがVTRが終わり、生放送のスタジオに戻ると、ここでも宮根さんは「これ、引いたんですよ」と澤口アナをイジる。「我々世代のアイコンですよ、松田聖子さんは。それを若い人に安易に語ってほしくない気持ち、分かるでしょ!」とインタビュー中の勢いそのままで当日のゲストに話を振っていた。
一連の光景に対しては「MC宮根さんのオタ炸裂」と楽しんだという声がツイッターにあがる一方、「宮根誠司も失礼なヤツだね。憧れなら良いじゃないか?」「ファン歴何十年もちゃうねんぞと対抗心を燃やす宮根誠司......宮根、同好の士としてもっと優しくしたれよ」といったツッコミもあった。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)