「生体認証による高度なセキュリティ」も強調
セブン・カードサービスの神谷智行執行役員は、Apple Pay対応のメリットとして、新規発行やチャージの簡単さに続いて「生体認証による高度なセキュリティ」を挙げた。カード式のnanacoでは
「落としたり盗難されてしまうと第三者に利用されてしまう可能性があった」
とする一方で、Apple Pay版では指紋認証や顔認証で「これまで以上に安心してご利用頂ける」とアピール。「iPhoneを探す」機能を使うことで「お手元に帰ってくる可能性が高い点も安心できる」と指摘した。
セブン&アイは、20年2月期の有価証券報告書(20年5月28日提出)で、7payの失敗の理由のひとつとして、
「独自の認証システム等及び不正検知・防止対策が必ずしも万全なものでなかった」
と言及している。今回の記者会見で7payの話題は登場しなかったものの、「生体認証による高度なセキュリティ」に触れることで、7payで不安視されていたセキュリティへの懸念に応えた形だ。
イオンが提供する電子マネー「WAON」も10月21日、Apple Payに対応したことが発表されている。WAONは約86万3000か所で利用でき、累計で約8872万枚が発行されている(いずれも21年9月末時点)。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)