俳優の清野菜名さんと坂口健太郎さんが出演するドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS系)の第1話が、2021年10月19日に放送された。キャラクター設定や偽装結婚という展開をめぐり、「逃げ恥」を思い出す声が多くあがっている。
偽装結婚に踏み切るまで
漫画家・有生青春さんによる同名マンガが原作。27歳のデザイナーで「生涯独身上等、おひとり様最高」のヒロイン・大加戸明葉(清野さん)と、30歳サラリーマンで既婚者の肩書きを手に入れたい百瀬柊(坂口さん)が偽装結婚をすることから始まるラブコメディーとなっている。
※以下、ネタバレを含みます。
明葉はファミレスで、ある男性がプロポーズに失敗し相手から水をかけられる、といういたたまれない現場に遭遇する。その夜、明葉は飲み会の席で、この男性・百瀬とまさかの再会。百瀬は挨拶も早々に、「大加戸さんは結婚しているんですか?」とグイグイ質問を繰り出した挙句、「僕と結婚してみませんか?」と出会って数分にもかかわらず突然プロポーズをする。
もちろん明葉は即却下。しかし、入院中の祖母の店を守るために資金500万円が必要で、偽装結婚するならお金を貸す(返済したら離婚してもOK)という百瀬からの提案を渋々飲むことにする。
後日、荷物を持って新居にやって来た明葉に対し、百瀬は「お互いの生活に干渉しないよう徹底しましょう」と、共同生活をする上での注意をまとめた資料を渡す。思わず「細かっ!」と心のなかでツッコんでしまう明葉だったが、「早く500万円を返して、再び自由を...」と置かれた状況を理解し、奮起するのだった。
「逃げ恥がよぎることが多かった」
百瀬が無理やりにでも結婚したい理由は、「不毛な恋の隠れみの」にしたいから。実は百瀬は、兄の妻・美晴(倉科カナさん)に片思いをしており、自身が既婚者になることによって、その思いに気付かれず今のままの関係を維持したいという考えがあるのだった。
キャラクターの設定や偽装結婚、同居にまつわるエピソードに対して、視聴者からは2016年10月期に放送された人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)を連想する声が続出。インターネット上では、「逃げ恥がよぎることが多かった。寄せてるのかな?」「なんとなく逃げ恥に似てて先が楽しみ」「『逃げ恥』のみくりを大雑把な性格ver.が清野菜名 平匡から垢抜けたver.が坂口健太郎って感じがして結構爆笑多くて面白かったです(笑) この2人の化学反応がここまで良いとは思わなくて驚きです」「逃げ恥思い出すなー ルールの説明してるとことか」「なんとも逃げ恥がよぎってしまったなあ、これからどんどん変わっていくのかな」などと反響があがっている。